1.スモールビジネスの経営者のタイプ 多くのスモールービジネスの経営者には、「起業家」と「管理者」と「職人」という3つの人格をあわせもっています。 そして、経営を成功させるには、この3つの人格のバランスを保つ必要があるのです。しかし、残念ながら大半の経営者は、職人タイプなのです。 この職人が強いとどのような弊害があるか。 経営コンサルタントで「はじめの一歩を踏み出そう」の著者マイケル・E・ガーバーの言葉によると、 「職人タイプの人は、他の人が経営する会社で働くべきであって、自分で会社を立ち上げるべきではない。なぜなら雑事で忙しくしていても、大切な戦略的な仕事、起業家的な仕事こそが、事業の将来を切り開いてくれるからだ」 さらに、「職人タイプの人の経営が、その経営者の才能や人柄、やる気に依存しているのなら、それは自分の能力や時間を、商品として切り売りしているだけ。自分の能力や時間の限界以上に事