陸上自衛隊の部隊が国連のPKO=平和維持活動に参加しているアフリカの南スーダンで銃撃戦が続いていることを受け、現地の日本人の国外退避に備えるため、11日夕方に自衛隊に派遣命令が出され、愛知県小牧市の航空自衛隊の基地から輸送機が出発しました。 愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地では、夕方からC130輸送機3機が出発の準備を進め、このうち1機が午後7時前、隊員たちが手を振って見送るなか離陸しました。 輸送機はいったん海上自衛隊が海賊対策のための拠点としているアフリカのジブチに向かい、待機して準備を進めるということです。また、ジュバでPKO活動に参加している陸上自衛隊の部隊は、現在宿営地の外での道路整備などの活動を見合わせていますが、現地の情勢を見ながら、自衛隊の車両で空港などに陸上輸送するための検討を進めています。 海外の治安情勢の悪化などで自衛隊が日本人を輸送したケースは、今月起きたバングラデ