ワインに魂を奪われて十年近い歳月が流れた。 この間に千種類以上のワインを飲んでまわり、自分がどんなワインが好きで、どんなワインが苦手なのか、だいたいわかるようになった。私は、酸味がしっかりしていて、あまり重くなくて、華やかな香りがして、果実味のしっかりしたワインが好きだ。 「それって、ぜいたくな注文じゃない?」と言う人もいるかもしれない。それでも、何百もワインを買い続けていれば、いい加減、「我が家の定番」「これさえ買えば間違いなし」みたいな品は浮かび上がってくる。 カレラ シャルドネ セントラルコースト ルイジ・リゲッティ アマローネ ヴァルポリチェッラクラシコ たとえば、この二つのワインは自分的には「85点」をつけられるワインだ。そんなに値段は高くないし、日本でもかなり流通している。お客さんが来た日の夕食に出しても恥ずかしくないワインだ。 高級ワインに期待するのは「おいしさ」じゃない。「
![ワインを買っているんじゃない。「奇跡」のガチャを回しているんだ。 - シロクマの屑籠](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ad92d7d0e267b0a933f90ca25c88b69a5505f49e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fhbb.afl.rakuten.co.jp%2Fhgb%2F0df511d8.8b956f4a.0df511d9.b166b111%2F%3Fme_id%3D1245161%26item_id%3D10010646%26m%3Dhttps%253A%252F%252Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%252F%25400_mall%252Fwsommelier%252Fcabinet%252Fbourgogne%252Frichebo2010.jpg%253F_ex%253D80x80%26pc%3Dhttps%253A%252F%252Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%252F%25400_mall%252Fwsommelier%252Fcabinet%252Fbourgogne%252Frichebo2010.jpg%253F_ex%253D128x128%26s%3D128x128%26t%3Dpict)