201回通常国会はコロナ対策での質疑も多く、安倍首相にとっては厳しいものとなった(写真:つのだよしお/アフロ) 桜を見る会疑惑とともに第二次安倍政権が終わるキッカケとなった、黒川弘務・東京高等検察庁検事長の勤務延長問題。 2020年2月7日で定年退官する予定だった黒川弘務氏について、半年後の8月7日まで続投させる人事を1月31日に閣議決定したため、国会が紛糾する事態となる。 森雅子法務大臣の答弁が二転三転したうえ、とってつけたかのような検察庁法の改正も強行しようとしたため、Twitter上で反対投稿が拡散するなど、世論から猛反発を受けることとなった。 すったもんだの末、政府は検察庁法の改正を断念する。さらに、その2日後である5月20日、週刊文春(電子版)で黒川氏がコロナ緊急事態宣言下にもかかわらず、朝日新聞、産経新聞の記者と賭けマージャンをやっていたと報じられた。翌日、黒川氏が辞表を提出し