Scala初学者の方が書くコードには、しばしば以下のようなものが散見されます。 list.map {x => x match { case A => case B => case _ => } } 無名関数を作るための構文である{x => ...}とexp match { case ... }を別々に考えるとこのようなコードになるのは無理はありません。しかし、これはもっと簡潔に書くことができます。改良したのが以下のコードです。 list.map { case A => case B => case _ => } 前者の書き方に比べて断然簡潔ですね。特別な事情がない限り、無名関数の引数を即座にパターンマッチする必要がある場合、後者の書き方を使いましょう。 ちなみに、この書き方を教えると結構びっくりされる方が多いようで、この構文はPartialFunctionのためのものだと思っていた、という