NIFC-CA (ニフカ)でも用いられる米陸軍のJLENS(Joint Land Attack Cruise Missile Elevated Netted Sensors) の現状をちょっとだけ。 1 どんなものなの? JLENSの特徴は、その大きな気球です。気球のサイズは全長74m、幅24m。不燃性のヘリウムガスが充填されて浮上します。気球には汎用の精密追尾レーダーが組みこまれます。自律飛行はせず、ケーブル(直径1.125インチ)で地上施設につながれ、ケーブルを通じて電力供給とデータ通信が行われます。このケーブルは、風速51m/秒(100ノット)の風速にも耐えることが証明されています。2機1組で運用され、1機が監視レーダー(VHF)、別の1機が火器管制レーダー(Xバンド)を搭載し、互いに連携しながら運用されます。 2 何に使われるの? 主に水平線以遠の巡航ミサイルを監視します。対象は巡