ベルギーで先月30日に開かれた自転車の国際レースで、女子選手の車体にモーターが仕込まれた疑いがあると、国際自転車競技連合(UCI)が明らかにした。欧米などで「機械のドーピングだ」と話題になっている。 AFP通信などによると、不正をしたとされるのは、23歳以下のオフロードレース大会に出場したベルギーの女子選手(19)。車体のトラブルで途中棄権したが、その後の車体検査で不正の疑いが持ち上がった。ベルギーメディアは、サドルを支える軸に電気ケーブルが隠され、ペダル付近に小型のモーターがあったと報じている。 女子選手はメディアに対し「あれは私の自転車ではなく友人のものだ。何かの間違いだ」と涙を流して訴えているという。