前回からの続き。 とりあえず一週間ほど休みをもらったが、その間は軽い廃人状態だった。 まず朝、布団の上で目を覚ますと、毛布にくるまったままリビングのソファに移動。 そのまま日がな一日を過ごし、眠くなったらまた布団に移動する。だいたいそんな毎日。 とりあえず省エネ、省気力モードの生活が功を奏したのか、一週間もしたら特に問題なく会社にいくことができたが、もっと思い詰めるタイプの性格だったらそのまま鬱になっていたかもしれない。 もうひとつ鬱にならずに済んだのは、12歳も年下の若手でデキるヤツを代わりにリーダーに指名して、自分はさっさと一介のプログラマーとして彼の配下に収まってしまったことが大きかった。リーダーとメンバーで選手交代。まあ交代というより、ただ自分が仕事を投げ出し、彼に押し付けただけに過ぎない。無責任にもほどがあるが、その彼が役目を引き受けてくれた時は本当にホッとした。 ちなみに彼は今