3月28日、武者リサーチの武者陵司代表は、現状の株高の流れをバブルと決めつけるのは早計であり、日経平均は数年内に2万2000円を目指す可能性もあると指摘。提供写真(2013年 ロイター) 日本株はどこまで上がるか。日経平均株価がまだ9000円台で推移していた昨年11月後半、筆者は1万5000―1万8000円へのトレンド転換も十分に期待できると指摘した。現実は今まさにその方向に進んでいる。それどころか、数年内に2万円、いや2万2000円を目指す展開すら可能性として見えてきたと考えている。 日本株に魔法のごとき推進力を与えているのは、他でもないアベノミクスである。リフレ政策の推進によって長期にわたり日本経済を苦しめてきた円高デフレからの脱却を果たすと公約し、多くの投資家を悲観論の呪縛から解き放った安倍晋三政権の功績は、現時点で判断する限り、大きい。 日本株の異常な割安状態の是正が引き続き進み、