“遮断機が遮断していない状態で列車が踏切内に進入――”。 取材を始めたきっかけは、運輸局のホームページで偶然目にとまった発表文でした。 なぜ、列車が接近しても踏切の遮断機は下りず、事故が起きてもおかしくない状況になったのか。およそ10か月にわたって取材を進めました。 こうしたトラブルは各地で起きていて、その件数は過去5年間で少なくとも48件に上っていたことがわかりました。(高松放送局記者 富岡美帆) 発生は去年4月11日。ことでん=高松琴平電気鉄道の香川県高松市の「上福岡踏切」で、遮断機が下りていない状態で列車が踏切内に進入しました。警報機も鳴っていませんでした。 しかも、ことでんでは過去にも同様の事案が発生していて、四国運輸局が「改善指示」を出したというのです。 発生直後にことでんからの発表はありませんでした。 運輸局によると、原因はヒューズと呼ばれる部品が破断したためで、法令違反ではあ
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