はじめに 現在、H.264 の動画コーデックが広く利用されています。 YouTubeをはじめ、多くの動画は H.264 で符号化されて配信・保存されています。 H.264 を利用するサービス提供やソフトウェアの再配布をする場合、ライセンス問題が発生します。 この記事では、どの様なライセンス問題があり、どのように回避するのかを説明します。 2つのライセンス問題 MPEG-LAライセンス 先ずは、特許に関するライセンスです。 Wikipedia では、以下のように記載されています。 H.264には多数の特許権が含まれており、本規格を採用したハードウェアやソフトウェア製品を製造する企業は、特許使用料であるパテント料の支払いが求められる。これらのライセンスに関する管理は、パテントプールであるMPEG-LAコンソーシアムが特許権者からの委託を受けて業務を代行している。
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