まさかわたしの人生にこんなサスペンス映画みたいな展開が起こるとは思わなかったのでここに吐き出します。 よく子供のときに存在しない子と遊んでいたなど不思議な記憶の体験談は、ネットでも身近な人からも聞いたりすることはあった。 でもわたしにはそういうオカルトめいた不思議な話は無縁のものだと思ってた。だから今も信じられない気持ちがある。 記憶から消えていた女の子の存在を思い出したのはひと月ほど前のことで、父の葬儀が終わって久しぶりに5歳下の妹と話しことから。 そのときに妹がずっとわたしに謝りたかった、子供の頃に父がわたしに性的ないたずらをしてたことを知っていたと告白してきた。 これには心底驚いて混乱してしまった。父にいたずらされていたのは妹の方で、わたしのほうこそ、知らないふりを見ないふりをしてきた自分を、妹に対してずっと罪悪感を抱いて生きてきた。 予想外の言葉に戸惑って、妹の誤解を訂正するべきか