天明屋尚「槍投げ之図」2008(C) 2009 H. Tenmyouya / brands united Courtesy Mizuma Art Gallery 国際的なスポーツ大会で戦うのは、日本代表だけではない。日本人アーティストも世界を舞台に活躍している。天明屋尚(てんみょうや・ひさし)(43)は15日にドイツで開幕した世界陸上ベルリン大会の公式アートプロジェクトに参加、山口晃(40)は来年開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の公式アートポスターを手がけている。 “闘気(とうき)”を身にまとわせ、甲冑の武者が狙いを定める。手には研ぎ澄まされた槍(やり)。各国のアーティストが参加するプロジェクトに際し、天明屋は「やり投げ」を闘いとして描いた。 日本の伝統的絵画を独学で学び、権威に対して反旗を翻して暴走族や入れ墨など反社会的なモチーフを選んできた。自ら「武闘派」と称し