今なら気の狂った文章がいくらでもかける気がするけれど、そんな時に限って書くのはES。 僕は基本的に決定論に生きる人間だ。就職活動をしている今も基本的にお金は労働の対価としてではなく空から降ってくるものと信じているし、女の子は歩いていれば自然に声をかけてくるものだと思う。どちらかと言うと苦労無く育てられたことで、このように単純な観念の中で生きていることを許されているのだが、現実がどうあれそう言った観念は僕のようなスポイルされた子供にとって言わば信仰のようなもので、不変かつ不可侵なのだ。そう言う村上春樹的なことを助手席の女の子に向かって話していたら、彼女は当然のごとく絶句した後、僕のことをなじりはじめた。 「だって、ねぎぽさん。それっておかしくないですか?現実、現状を把握しているならば、その信念のようなものには無視できない矛盾が生まれますよね。前に秋葉原でバイトしたことがあるって言ってたじゃ