リーダーシップ論の第一人者コッターは、リーダーの条件として、賛同し後に続く「フォロワー」とのコミュニケーション能力の重要さを指摘しています。ここで言うコミュニケーション能力とはグループをまとめ、目標に到達するために、人を動かすための言葉を使う能力です。フォロワーに課題を認識してもらい、解決の最適法を共有し、進むべき指針を示すための説得術となります。 この基本戦略は、ギリシア時代にアリストテレスが、修辞学(レトリック)として体系化し、伝統的に西洋の大学の最も重要な科目として学ばれています。オックスフォードの学生も、哲学などの科目を通して、コミュニケーション戦略を身に付けます。 前提は、多読による根本概念の理解となります。これまでの英知を批判的にとらえ、独自の見解を持ち、権威者と討議を行います。そして最後に論文を執筆することにより自分独自の概念を身に付けるのです。論文とは、伝える内容に明確な根
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