元慰安婦証言は検証せず=菅官房長官 菅義偉官房長官は13日午後の参院内閣委員会で、従軍慰安婦制度への旧日本軍の関与を認めた河野洋平官房長官談話に関し、元慰安婦とされる女性の証言は検証の対象としない考えを明らかにした。菅氏は「慰安婦(聞き取り)の部分は非公開を前提に行い、裏付けを取っていなかった。検証は不可能だ」と述べた。民主党の神本美恵子氏への答弁。 菅長官は女性の証言について「当時の文書を確認するだけにとどめたい」と説明。一方、談話作成をめぐる当時の日韓両政府の交渉内容に関しては、「実態を確認し、扱いを検討したい。国会から要求があれば(結果を)提出する」と語った。 河野談話の扱いについては「従来の内閣と同じように継承する。見直しはしない」と重ねて強調した。(2014/03/13-18:06)