TPP政府対策本部の鶴岡首席交渉官は、ハワイで開かれる首席交渉官会合に出発するのに先だって記者団に対し、「今回は、最終局面の交渉になる」と述べ、首席交渉官会合とその後の閣僚会合を通じて、TPP交渉全体の大筋合意を目指す考えを示しました。 TPP政府対策本部の鶴岡首席交渉官は22日夜、現地に向けて出発するのに先だって記者団に対し、「今回の会合は、TPPの最終局面の交渉になる。参加各国が柔軟かつ建設的に対応することが大筋合意を実現するために不可欠な要素であり、協調の精神を持って交渉に臨むことを期待したい」と述べました。 そのうえで、鶴岡氏は、「交渉の最終取りまとめのなかで、日本の国益の実現を目指して最大限、努力していきたい。会合の成功に向けて全力を尽くしたい」と述べ、一連の会合を通じて、TPP交渉全体の大筋合意を目指す考えを示しました。