医薬品開発の潮流は、従来の低分子化合物系の薬剤から、1980 年代に登場したインターフェロンやエリスロポエチンなどの組換え蛋白製剤、1990 年代に登場した抗体医薬などに代表される、いわゆるバイオ医薬品にシフトしています。遺伝子発現、組換えタンパク質生産・精製技術は、これらのバイオ医薬品の創造、開発において基盤となる技術です。 さらに近年では、細胞免疫療法、再生医療、遺伝子治療などの先端医療が着目されています。 これらの先端医療には組換えタンパク質生産・精製技術により得られるサイトカインや分化因子が必須です。