春になると一斉に咲く桜、ソメイヨシノ。 よく寝坊しないなぁとか、早く咲きすぎないなぁとか、ソメイヨシノのタイマーの正確性に驚いたりしていたのですが、理由がわかりました。 昨日の「いのちドラマチック Vol.4 ソメイヨシノ −すべては1本の木から始まった−」というテレビ番組で解説されていました。 なんと、「全国のソメイヨシノは、一本のソメイヨシノのクローンから作られたクローンソメイヨシノだった!」というわけです。 ソメイヨシノは一代雑種のため、種から自然に増えることができません。もし仮にソメイヨシノの種子から発芽したとしても、それはもうソメイヨシノではない別の桜になります。 つまり、「ソメイヨシノが自然に増えない」ということは、日本に咲いている春の風物詩ソメイヨシノは日本人の手によって人工的に増やされたということです。 しかも、元々はたった一本のソメイヨシノ。 江戸末期から明治初期に、江戸