人間を食らう種族と人間との戦いを描く人気マンガ「東京喰種トーキョーグール」が7年の連載を終え完結した。累計発行部数は3700万部以上。作者の石田スイさんが、読売新聞のインタビューに応じた。石田さんがメディアの取材で作品を深く語るのは初めて。喰種(グール)はなぜ生まれたのか。カネキケンとは何者か。ファンを驚かせた最終回に込めた思いとは――。インタビューの詳細は21日の読売新聞朝刊に掲載される。ここではその一部をお送りする。(文化部・川床弥生) 「(今は)憑きものが落ちたような感じ。連載中は別の人格に支配されていたようでした」と石田さん。インタビューはスカイプで行われた。普段、編集者ともスカイプで打ち合わせをしているそうだ。 「最近は朝起きて、原稿がないので、一日何をすればいいのかと戸惑っています」。画面の向こうで石田さんは笑った。その後1時間半にわたり、「東京喰種」の熱烈なファンである記者の