2013年4月、米ボストン・マラソンのゴール付近に爆弾が仕掛けられたテロ事件で、マサチューセッツ州の連邦地裁の陪審員は15日、実行犯のジョハル・ツァルナエフ被告(21)に死刑を適用すべきだと評決を言い渡した。正式な判決は裁判所が改めて宣告するが、陪審員の評決を尊重しなければならない。 ツァルナエフ被告は、死亡した兄と一緒に爆弾で3人を殺害したほか、逃走中に警察官を殺害した罪などで起訴された。事件の悪質さや計画性について、12人の陪審員全員が公判で証明されたと判断した。 一方、弁護側が主張した「兄の影響下にあった」「十分に反省している」といった情状が証明されたと考えたのは2、3人だった。死刑を言い渡すためには、全員の結論が一致しなければならない。 死刑評決を受けて、リンチ司法… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員に