農薬や化学肥料をできるだけ使わずに育てた宮後県産の環境保全米を首都圏にPRするため売り出された、パールライス宮城(大和町)の「戦国BASARA米」の売れ行きが好調だ。販売を支援する県によると、5月22日の販売開始から10日間で1000袋を突破。パールライス宮城は「米全体の売り上げが落ちている中で、通常の倍の売れ行き」と喜んでいる。 BASARA米は、伊達政宗が主人公のテレビアニメ「戦国BASARA」の人気を受け、パールライス宮城が開発した。政宗と家臣の片倉小十郎をあしらった2種類のデザインで、中身は県産ひとめぼれ。農薬や化学肥料の使用を通常の半分以下に抑えている。 アニメを活用した産業復興を進める県と、県内で3月から販売を開始した環境保全米をPRしたいパールライス宮城の思惑が一致。若い女性に人気の戦国BASARAと提携しての発売を決めた。BASARAデザインの商品は他にもささかまぼこや地ビ