ついに登場した“フルスペックFermi”は,今度こそ買いなのか GeForce GTX 580 (GeForce GTX 580リファレンスカード) Text by 宮崎真一 GeForce GTX 580 GPU。例によってパッケージに覆われている。そこに刻まれている刻印は「GF110-375-A1」だった 別途お伝えしているとおり,2010年11月9日23:00,NVIDIAは,ハイエンド市場向けGPUの新モデル「GeForce GTX 580」(以下,GTX 580)を発表した。 Fermiアーキテクチャを採用する従来の最上位モデル「GeForce GTX 480」(以下,GTX 480)のさらなる上位に置かれる新型GPUだが,果たして何が変わったのか。NVIDIAからリファレンスカードを入手できたので,さっそく,気になる新たなフラグシップの実力に迫ってみたい。 NVIDIAから入手
「GPUのワット性能は8年で100倍に」。NVIDIAのJen-Hsun Huang CEO,国内のGPUコンピューティングイベントで大いに語る ライター:米田 聡 NVIDIA CEO Jen-Hsun Huang氏 12月1日,NVIDIAは,都内で「NVIDIA GPUコンピューティング2010 Winter」と題するイベントを開催した。GPUをさまざまな分野の計算に応用するGPUコンピューティングを推進しようという趣旨のイベントで,わりとお堅い分野が主なターゲット。4Gamerの守備範囲から外れてしまう話も多いのだが,基調講演には,NVIDIAのCEOであるJen-Hsun Huang(ジェンスン・フアン)氏が登壇して同社のGPUコンピューティングに対する取り組みを述べたので,今回は,ゲストスピーカーを交えつつ1時間40分以上にわたった氏の講演から,興味深いところを拾って紹介してみ
米NVIDIAは米国時間2010年10月28日、中国人民解放軍国防科学技術大学(NUDT)がグラフィックスプロセッサ(GPU)「NVIDIA Tesla」ベースのスーパーコンピュータ「Tianhe-1A」を開発し、LINPACKベンチマークで2.507ペタFLOPSの演算性能を記録したと発表した。2010年6月時点のスーパーコンピュータ世界ランキング「TOP500」に基づくと、世界最高速となる。 Tianhe-1Aは、1万4336個のマルチコアプロセッサと7168個の「NVIDIA Tesla M2050」を搭載している(関連記事:NVIDIAのGPUを使ったパーソナル・スパコンを各社が発売、最大2TFLOPSモデルなど)。 仮にGPUを使わずに同等性能のスーパーコンピュータを実現しようとすると、必要なプロセッサ数は5万個以上となり、設置面積が倍増するという。また、プロセッサだけのシステム
Tegraに賭けつつ,“Fermi Refresh”を経てKepler&Maxwellへ。NVIDIAのビジョンが見えてきた ライター:本間 文 NVIDIAが開催した「GPU Technology Conference 2010」(以下,GTC 2010)。この開発者会議では,NVIDIAの今後の戦略や同社が目指すGPUの未来像など,広範囲なビジョンが語られた。 ここでは,同社社長兼CEOのJen-Hsun Huang(ジェンスン・フアン)氏の発言を中心に,同社から発せられた情報から,注目すべきポイントをまとめて紹介しよう。 KeplerとMaxwellの続報を公開 消費電力は「Fermiと同程度」に インタビューに答えるJen-Hsun Huang社長兼CEO まずは会期中に行われた,アジア太平洋地域の報道関係者を対象とした説明会での話題からお伝えしたい。 席上で話題の中心となったのは
[GTC]NVIDIAが次世代PCゲームに向けた新たなテクノロジーデモを公開。PC版H.A.W.X.2のデモプレイとCUDA関連最新情報も ライター:本間 文 基調講演に登壇したJen-Hsun Huang氏( Co-founder, President and Chief Executive Officer, NVIDIA) NVIDIAは,米国時間2010年9月20日〜23日の4日間,カリフォルニア州San Jose市のSan Jose Convention Centerにおいて,「GPU Technology Conference 2010」(以下,GTC 2010)を開催。今年が2回目となる本会議では,並列コンピューティングや科学演算,ビジュアルコンピューティングなど,GPUコンピューティングを中心として280以上の技術セッションが設けられた。 その開幕基調講演には,NVIDIAの
【速報】[GTC]NVIDIA,次世代GPUアーキテクチャ「Kepler」「Maxwell」の存在を公表 ライター:本間 文 NVIDIAは,現地時間2010年9月20〜23日の日程で,米カリフォルニア州サンノゼ市において「GPU Technology Conference 2010」(以下,GTC 2010)を開催。実質的な初日となる21日の基調講演で,同社のJen-Hsun Huang(ジェンスン・フアン)CEOは,Fermiアーキテクチャに続くCUDA GPUロードマップを公開した。 同氏は,2011年後半の投入を予定している次世代アーキテクチャ「Kepler」(ケプラー,開発コードネーム)で,消費電力あたりの倍精度浮動小数点演算性能(GFLOPS/Watt)をTesla(GT100)比で5倍に高めると予告する。Keplerでは,TSMCの28nmプロセスを採用する最初の顧客になる予
Fermi世代初のG92後継は,1万円台の市場に嵐を呼ぶか GeForce GTS 450 (MSI N450GTS Cyclone 1G OC/D5) Text by 宮崎真一 GeForce GTS 450リファレンスカードのイメージ。外部出力インタフェースはDVI-I×2,Mini HDMI×1となっている 2010年9月13日13:01,NVIDIAは,Fermiアーキテクチャを採用したGeForce 400シリーズのGPUとして,ミドルクラス向けとなる「GTS」型番を初めて採用した製品「GeForce GTS 450」(以下,GTS 450)を発表した。ミドルハイクラスとなる2万円台には「GeForce GTX 460」(以下,GTX 460)が存在し,国内市場で大きな反響を得ているが,GTS 450は,1万円台前半〜中盤の価格帯――もっとはっきりいえば「ATI Radeon H
NVIDIA,48SPのDX11世代GPU「GeForce GT 420」を製品リストに追加。OEM向け 編集部:佐々山薫郁 はっきりとした日付は確認できていないのだが,NVIDIAは2010年9月初旬,同社のWebサイトに,「GeForce GT 420」という未発表GPUの製品情報を追加した。PCメーカーに向けた,OEM専用モデルとされている。 GeForce GT 420リファレンスカードのイメージ2枚。外部出力インタフェースはDVI-I,HDMI,D-Sub 15ピンとなっている 本製品が持つ最大の特徴は,Fermiアーキテクチャを採用し,DirectX 11に対応するGeForce 400シリーズとして,初めて「GT」型番が付与されていること。公開されている主なスペックは下にまとめたとおりだが,48 CUDA Core仕様なので,エントリークラス向けと見ていいだろう。 ●GeFo
NVIDIA,ノートPC向けGPU「GeForce 400M」の新製品7モデルを一挙発表 ライター:宮崎真一 日本時間2010年9月3日13:01,NVIDIAは,FermiアーキテクチャをベースとするノートPC向けGPU,GeForce 400Mシリーズの新製品7モデルを発表した。GeForce 400Mでは,5月に「GeForce GTX 480M」がリリースされているが,今回の7モデルはそれに続くものとなる。ラインナップは下記のとおりで,「GTX」型番は「Enthusiast」(≒ハイエンド)市場向け,「GT」型番は「Performance」(≒ミドル〜ハイクラス)市場向けという位置づけだ。 GeForce GTX 470M GeForce GTX 460M GeForce GT 445M GeForce GT 435M GeForce GT 425M GeForce GT 420M
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