長引く不景気、成果主義の定着、IT化の進歩などで忙しさが増し、殺伐とした空気が職場に満ちている。そんななか、社員のコミュニケーションを増やしやる気を高める道具として「おやつ」などの活用を進める先進企業が増えている。そんな「やる気とおやつ」の関係をリポートする。 午後4時。社員食堂のカウンターは、焼きたてパンの甘い香りでいっぱいになった。運ばれてきたのは、同じビル内にある、セルリアンホテルで焼かれたばかりのデニッシュ。 チェリーパイ、パン・オ・ショコラなど4~5種類があり、おやつとしても食べられるよう、小ぶりのサイズにして焼いた特別バージョンだ。こうしたデニッシュ類は、朝8時半、昼2時、そして夕方4時の1日3回、焼きたてがホテルから運ばれるという。 ここは、6月にオープンしたばかりの、「GMO」グループの社員食堂。24時間オープン、しかもすべて無料という150席の社員食堂が話題になっている。
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