3D都市モデルのリッチな情報を取り込むことで、都市における複雑かつ多様な要素を考慮した工事車両の交通シミュレーターを開発。都心部の大規模開発における地域住民の安心と円滑な施工の両立を目指す。 都市開発における大規模な建設工事では、地域住民の安全・安心を確保しながら施工業者の円滑な資材搬入を実現することが課題となる。 今回の実証実験では、3D都市モデルを用いた工事車両の搬入経路のシミュレーションを実施し、施工業者と地域住民に与える影響・価値を検証する。 大規模な建設工事においては、様々な地域から工事現場に向かって多数の工事車両や工事関係者の通勤車両が押し寄せる。そのため、工事現場付近の交通渋滞の発生や、地域住民が抱く安全や騒音に対する不安とそれらに起因するトラブルが課題となる。一方で、建設工事のスケジュール遅延防止のため、人員や資材を工事現場へ計画通りに搬入することも重要である。 今回の実証