twitterでスクールカースト問題について海老原豊氏と議論していた。「スクールカースト」とは言うが、それが従来の「カースト」であれば、「アウトカースト」(カーストに属さない者)が存在するはずである。アウトカーストは、一般的にはカーストの外部に存在し、「不可触民」とされている。それは貧困などの問題に晒されているかもしれないが、基本的にカーストの「外部」であり「最下層」ではない。日本でも伝統的に芸能や宗教を担っていた人間たちはここに属していたのではないかと思われる。あるいは「道化」や「王」もアウトカーストに入れてもいいのかもしれない。道化はカーストに属さずに好き勝手を言える人間として、王の傍にいる。そして王はその「カースト」に正当性を与える規準なのだから、それ自体はカーストには属していない。ざっと見て、このように、カーストの「外部」というものは歴史上は存在していたように思う。それは「聖」や「
老害は既得権益を保持してますから、世の中を現状をよくしようとしなくても食べいけます。そして老い先が短いから、将来の可能性を潰すようなことをしても、彼ら自身は損をしません。若い人たちの立場に立っても何ひとつ得しないから、それを平気で度外視できる。そういう行動を指して、老害と呼ぶわけです。 一方、悪しきマッチョは「自己責任」を掲げても損をすることのない、基本的に有能な人たちです。みんなで弱さを補い合い、庇い合って生きるよりも、一人で行動した方が断然効率がいい。「持たざる者」と助け合っても、足を引っ張られて損するだけです。だから自助努力と自己責任で回る社会を称揚し、積極的に人々をその文脈に乗せようとするわけです。 もちろん、悪しきマッチョも老害と同じで、向こうの立場からしてみれば「自分たちが得をする最適な行動」をとっているにすぎません。この対立軸で見る限りにおいて、「持てる者」と「持たざる者」に
東 (前略)思想の自由はできるかぎり認めていくけど、その代わり、収集したデータに基づいてゾーニングはきっちりやる。 この点で付け加えておけば、当初この国会で審議されると話題だった青少年有害社会環境対策基本法案や児童ポルノ法改正も同じ流れにあります。ポルノコミックの作家と話をすると、原則的に規制反対なのは言うまでもないとして、でもゾーニングはやむを得ないという意見も出てきている。ゾーニングする代わりに自由にやらせてくれ、というわけです。むろん、延々と宮代真司叩きをやっているような、性道徳の乱れ許しがたしみたいな道徳主義の運動家もいて、彼らはポルノ撲滅を考えているんだと思う。でもぼくは、今後の日本社会でそのような極端な意見が主流になることはなくて、緻密なゾーニングが落としどころになると思う。ポルノが読みたい人だけがポルノを読むことができて、しかし読みたくない人にとっては存在も目に入らない。そう
非モテ問題、飽きたからって撤退出来るのは非当事者だからだよな。当事者にとっちゃ日常的な問題
非モテ男性が集うコミュニティといえば、今では『非モテSNS』が比較的有名だが、数年前までは『はてなダイアリー』が非モテ男性の溜まり場になっていたし、さらに遡って2001年頃は『テキストサイト』が非モテ芸の中心地だった。そのことを覚えている人は、今ではもう少ない。 こうした、非モテの過去から現在についてまとめた同人誌が出ているというので読んでみた。『奇刊クリルタイ』という小規模な同人グループながら、今回は速水健朗さん*1や森岡正博さん*2らをゲストとして招くなど、頑張っているようだ。 この同人誌を読み終わって、私は、さいきん薄々感じていたことをようやく意識化できたような気がした。それは、「非モテ」というのはどうやら終わったらしい、ということだった。 かつて「非モテ」というアイデンティティが存在していた 数年前、「非モテ」はそれを自称することによって、とにかくも何かアイデンティティを得られるよ
※この記事は、「在特会と通じる性質を見せる「反在特会」の取り組みと、「上から目線のエセインテリ」」への応答です。 ※併せて「私の友人に手を出すな! -簡単な集会報告と雑感-」もお読み下さい。 警察に安易に頼ることや、警察を信用してしまうことの危険性、警察に「守られた」ことを、手放しに歓迎し、喜んでしまう人もいるという問題、これらは確かに大切な問題だと思います*1。 「酷い連中は、法を侵害する連中は、どんな扱いを受けても仕方がない」というような発想が、在特会に反対する運動の中にもあるかもしれない、という指摘。これも大切で重要なことだと思います。 「自分たち」を絶対視し、法や警察を使って異質な存在の「侵入」を排除しようとするのは、まさに在特会の行動原理そのものでしょう、という意見にも、一般論としてですが、もちろん私も大賛成です。 macskaさんが書いているような危惧や批判は、私自身がこれまで
モテない、金ない、華もない……負け組アイドル小明が、各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第8回のゲストは、ラジオDJ、タレント、テレビ番組の企画演出など幅広く活躍する、あの伊集院光さんです! [今回のお悩み] 「コンプレックスが昇華しないです……」 ──ギャー! 本物の痴豚さま(ファンの間での伊集院さんのあだ名)だ! デッカイ! ラジオも聴いてるしDVDも面白かったです! すみませんがよろしくお願いします! 伊集院(以下、伊) ……あ、ありがとうございます。よろしくお願いします。 ──うわ! ラ、ラジオと同じ声だ……! あの、さっそく相談なんですけれど、私、ものすごくコンプレックスにまみれた人間で、何をしても不安で、満足感を得られないんです。 伊 はい。 ――そのコンプレックスを「自虐」って形で文章にしたら、コンプレックスが昇華されて、もっとすっきり明るく暮らせ
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