かんんんっっぺきな駄作。前にひどいのもあったけど、これはまた別方向にひどい。「買ってはいけないSF」にまた一冊。あとは僕がなぜそう思うか、を書くことになる.... 子供の頃から生き物に興味を持っていたポールはスタンフォードで遺伝学と人類学を学び、研究員としてウェスティング社で働いていた。そこにギャビンという男がインドネシアでの古人類骨の発掘に参加するよう求めてくる。ポールはその求めに応じる..... あらすじが書けない。なぜかというとこの本がそもそも物語の体をなしていないからである。ポールの幼少期の父親とのエピソードと、この世界では進化論は否定されていて、地球が誕生したのは5,800年前だという事実、普通の人には異世界なポールの研究者としての日常、ジョハンソンという会社社長の奇妙な言動、その前の出だしには<預言者>と呼ばれる人物が追手に追い詰められて殺害されるシーンがある。そういうツカミが