この前のワイン持込問題に関連して、こんな記事が人気エントリーに上がっていたので読んだ。ばななと日本人 - キリンが逆立ちしたピアス結構長いけど、なるほどと思わせるところも多い。僕は、よしもとばななの本を一冊も読んだことがないけれど よしもとさんが批判しているのは、店長個人ではなく、こうしたマニュアル通りの対応をさせているチェーン居酒屋のシステムだろう。そして、その背景にある、ひとりひとりの顔がみえなくなるように仕向ける、消費社会の性質だろう。よしもとさんは、ここ10年以上、スピリチュアルな思想を隠さない小説を書き続けている。といった辺りを読むと、さもありなんと思ってしまう。いわゆるバブル時代に支配的だった感覚の、現代の感覚と比べての大きな特徴(「いいときの日本を知らないのね」というときの具体的な中身)というと、僕が第一に思いつくのは「ごく個別的な、あるいは偶発的な、ちょっとしたニュアンスを