「今の比較的若い世代(中年も含む?)は、昔の大人のように、クラシックやウイスキーや葉巻をたしなんだところで『大人の趣味』をたしなんでいるとは言えない。それはオタク趣味のワン・オブ・ゼムにすぎない、こうした世代には、ガンダムやドラゴンボールしか共通の教養がない。それは『絶望だ』とか思っている人」に、この一文を勝手に捧げます。 ・その1 えー、まずなんで「教養」がガンダムとかドラゴンボールじゃいけないの? なんで「大人の趣味」を持っていなくちゃいけないの? って思います。 「大人の趣味」なんて、もう昭和三十年代には崩壊していますよ。 というか、正確に言えば「青年の文化」が台頭してきたのですね。60年代くらいに。 「サブカルチャー」というと問題があるかもしれないけど「青年の文化」と言えば間違いないでしょう。 ジャズ、ロック、マンガ、映画(アメリカンニューシネマ)、現代アート。70年代には「アイド