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ブックマーク / note.com/keizokuramoto (10)

  • 『セクシー田中さん』原作者の自殺について思うこと。(「ほんとうの優しさ」とは何か?について)|倉本圭造

    トップ画像は日テレ公式サイトより ちょっとあまりにもショックな事件だったので、予定を変更してこの話を書いてしまわないと他の仕事に手がつかないという感じでこのテーマで書きたいのですが。 『セクシー田中さん』というのは漫画原作の昨年の日テレのドラマで、同シーズンの視聴率一位になったそうですが、その展開について原作者と脚家の意見対立が問題化していたドラマです。 ざっくりどういうことがあったかというと、 ・原作者の芦原妃名子さんは、まだ未完の作品であり、大事なものだから、もし映像化するのであれば、原作者の自分の意志を最大限尊重してテキトーな改変などしないでほしい・・・という条件でOKを出した。 ・そういう「原作者側の意志」が脚家(相沢友子さん)側にあまり伝わっておらず(あるいは伝わっていたのだけれども”まあいつものことだろう”ぐらいに軽く考えて)、どんどんと脚家なりの作風に寄せていった展開に

    『セクシー田中さん』原作者の自殺について思うこと。(「ほんとうの優しさ」とは何か?について)|倉本圭造
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    rAdio 2024/01/30
  • ひざまづけ!命乞いをしろ!…リベラル派の『ムスカ化』を超えるためのメタ正義入門(理論編)|倉本圭造

    全世界は再びリベラル派の元にひれ伏すことになるだろう!! リベラルは滅びぬ、何度でも蘇るさ!リベラルの理想こそ人類の夢だからだ!」 (トップ画像はジブリ公式から) ・ これは前編=実践編↓に引き続きの後編=理論編なんですが・・・ 前編↑では、最近フェミニズムに限らずアメリカ由来のリベラル派の理想が、「天空の城ラピュタ」の「ムスカ」のように高圧的な感じになりがちで、それで結局その「理想」ごと吹き飛んでしまいかねないバックラッシュに晒されているよなあ・・・っていう問題があって。 それを超えていくためには、もっと「果てしない断罪ごっこ」を、「具体的で双方向的な工夫の積み重ね」に置き換えていくことが大事ですよね、みたいな話を、色々と具体的なコンサルティングの事例とかをしながら話しました。 でも、そういうのが「うまく行ってる」例って社会の中のホントの恵まれた例だけで、ネットのSNSを見たら今日も罵り

    ひざまづけ!命乞いをしろ!…リベラル派の『ムスカ化』を超えるためのメタ正義入門(理論編)|倉本圭造
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    rAdio 2022/12/01
  • 全世界は再びフェミニズムの元にひれ伏すことになるだろう!!…『リベラルのムスカ化』を超えるためのメタ正義入門(実践編)|倉本圭造

    「ひざまづけ!命乞いをしろ!」 「フェミニズムは滅びぬ、何度でも蘇るさ!フェミニズムこそ人類の夢だからだ!」(トップ画像はジブリ公式から) 何の話???って感じで書き出してしまいましたが、日における女性活躍とかジェンダー平等の実際的な進め方について、経営コンサル的現場感から結構誠実な書き方をした記事を最近アップしまして・・・ でもなんかなまじ誠実な感じで書いたんで地味になっちゃって、読んでくれた人の反応は良かったもののアクセス数的には微妙だったので、上記記事の紹介がてらもうちょっとSNS的に読まれやすい文脈と接続する記事を書こうかなと思ったんですよね。 単純に言えば、フェミニズムに限らず欧米由来のリベラル派の理想主義が、この記事のタイトルのような「ムスカのセリフ」のように高圧的なゴリ押しだと感じられて反発を受けている状況が今世界中であるわけですよね。 いやいや、「リベラル派の理想」は完全

    全世界は再びフェミニズムの元にひれ伏すことになるだろう!!…『リベラルのムスカ化』を超えるためのメタ正義入門(実践編)|倉本圭造
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    rAdio 2022/12/01
  • 「理解のある彼くん」展開が新時代を切り開く韓ドラ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が名作すぎてヤバい。|倉本圭造

    数日前に韓国梨泰院で起きた痛ましい事故の犠牲者のご冥福をお祈りします。 (トップ画像はNetflix公式You Tubeより) ・ 私は韓流ドラマ・映画をそう沢山見ている方ではないんですが、日でも一般的に有名なったものは一応見る感じで、過去にそこから見える日韓の文化の違いとかを考える記事を書いて結構読まれてきました。 一番読まれた文章は、「デスゲーム」というジャンルが共通する『今際の国のアリス(日)』と『イカゲーム韓国)』の比較から、文化の違いとか今後の日韓関係とかについて考えた以下の記事で、今際の国のアリスの原作者の方にもTwitterで紹介していただいたりしてかなり読まれました。 こちら↑では、韓流コンテンツは2017年頃から2019年ぐらいにかけて雰囲気がガラッと変わったと自分は感じていて、その背後にある当時の文在寅政権が出来た事とか、それ以前の「韓国ローカル」的な展開がグロー

    「理解のある彼くん」展開が新時代を切り開く韓ドラ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が名作すぎてヤバい。|倉本圭造
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    rAdio 2022/11/01
    『「人間というのは個人のレベルで既に完璧な存在であるべき」みたいな発想はマジで良くないというか、そういう発想で生きていると、パートナーを選ぶ時も常に偏差値的な序列関係の中でしか選べなくなってしまう。』
  • 日本のマスコミ業界が持つ「ナアナアさ」の功罪について。日本で生きてて出会う「小さな理不尽たち」とどう付き合うべきか?|倉本圭造

    のマスコミ業界が持つ「ナアナアさ」の功罪について。日で生きてて出会う「小さな理不尽たち」とどう付き合うべきか? お久しぶりです。倉圭造です。 今月一ヶ月ほどまるごとネットでの活動をほとんどしてなかったんですが、その時間をかけて出版社とのやり取りを続けて、やっと来年2022年2月9日発売が確定するところまで来ました。(トップ画像がカバー案なんですけど、おそらくこういう書名で出る事になります) いやーなんかほっとしました。 日の出版社の面白いところは、実際にが印刷されて書店に並ぶ頃になってはじめて、忘れてたかのように契約書が送られてきて、捺印して返送してくださいって言われるんですよね(笑) 実際に輪転機まわして印刷して配した後のそんな時期になって契約内容に不服とか言えるわけないじゃん、みたいな感じなんですが、結果として初版部数がどうこうとか印税の振り込み時期とかも事前にはわからな

    日本のマスコミ業界が持つ「ナアナアさ」の功罪について。日本で生きてて出会う「小さな理不尽たち」とどう付き合うべきか?|倉本圭造
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    rAdio 2021/12/30
  • 「小山田圭吾のイジメ自慢」「小沢健二の万引き自慢」を生んだ「不謹慎サブカル系」とはなんだったのか。|倉本圭造

    オリンピック開幕直前にも関わらず作曲担当から辞任することになった小山田圭吾さんの「イジメ自慢」事件なんですが、ちょっと当時の「不謹慎系」「鬼畜系」サブカルの空気を知らない人にとっては、 イジメの内容も無茶苦茶すぎて常軌を逸してるけど、さらにそれを自慢げに雑誌のインタビューで語るとかどういう神経してんの? っていうのが理解不能だと思うんですね。 僕も当時いちおう生きてたはずなんですが、関西地方で部活に没頭するような健全な(笑)高校生だったので、渋谷系界隈でそういう「どれだけ不謹慎なことを言えるか、それで引いたらダサいやつ」みたいな気分があったこととか理解できなくて。 それでインタビューを読んで凄いショックを受けてたんですが、私が連載をもたせてもらっているファインダーズというウェブメディアの担当編集者の人がゴリゴリのサブカルパーソンで(笑)その背後にあった色々な事情について教えてくれたんですね

    「小山田圭吾のイジメ自慢」「小沢健二の万引き自慢」を生んだ「不謹慎サブカル系」とはなんだったのか。|倉本圭造
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    rAdio 2021/07/21
  • サンデル新刊「能力主義は正義か」と日本のネット論壇が描く新しい未来像|倉本圭造

    今回は、あの「ハーバード白熱教室」のマイケル・サンデルが日のネット論壇と同じことを言っている!・・・と話題になっていた新刊 「実力も運のうち 能力主義は正義か?」 の書評をしながら、「日のネット論壇」との共通性や、その議論から導かれる新しい時代の方向性に、バイデン大統領の「中間層重視」政策も含まれていて、その中で日が取るべき進路はどういうものだろうか、という話をする記事です。 「ネオリベ時代」が終わり、何らかの「共同体主義」の復権が模索される中で、日はそれにどう向き合っていけばいいのか?という話ですね。 体裁として有料記事になっていますが、「有料部分」はほぼ別記事のようになっており、無料部分だけで成立するように書いてあるので、とりあえず無料部分だけでも読んでいってくれたらと思います。 ・ 1●バイデン「中間層重視」政策の背後にある「欧州型共同体主義」さっきまで、Findersという

    サンデル新刊「能力主義は正義か」と日本のネット論壇が描く新しい未来像|倉本圭造
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    rAdio 2021/04/30
    『「虐げられたマイノリティ」の立場から、「平等な扱い」を要求し、「社会をリードする側」に回るのであれば、「自分の改革でワリを食う層にもとにかく納得させるようなビジョン」を提示する責任がある』
  • 「マジョリティへの配慮をマイノリティに求めるな」論について真剣に考えてみる記事。(わかりあえない真剣な話より”とりとめない話をする関係”を維持しよう)|倉本圭造

    毎月月末に記事更新が重なってしまってすいませんが、年末年始ステイホーム中のおともにお読みいただければと思います。 今日アップされるのは三で、一つがファインダーズ連載、 そしてコレが三目です。 今回は、「対話」について。 特に今回のファインダーズ記事のような内容を書くと、定番の反発というか、 「マジョリティへの配慮をマイノリティに求めるな。それはお前たちの罪なんだからお前達でなんとかしろ!」 的な話になるんですよね。 で、ある種欧米由来の『ポリティカリコレクトネスを守ることがあらゆる優先順位の一位に来る宗派』の人たちの間では「そういう教義になっている」のは教えてもらわなくても知っているし、で、実際に「抑圧」を感じている人が声を上げることが重要だというのも凄く同意なんですよね。 で、ネットで炎上するほとんどの「ネタ」は・・・たとえば「今日さっき見た」というレベルで言っても「嫁」って言葉に抵

    「マジョリティへの配慮をマイノリティに求めるな」論について真剣に考えてみる記事。(わかりあえない真剣な話より”とりとめない話をする関係”を維持しよう)|倉本圭造
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    rAdio 2020/12/31
    『「アウトリーチ」について真剣に考えないと、結局ほんの一部の過激派がネット内で呪詛の声を上げ続ける運動みたいになっちゃう』『「とりとめない話を積み重ねた下地がない人」と「相互理解」なんて無理』
  • 「フェミニズム活動家男性が性犯罪する病理」から、フェミニズムと日本社会の相性の悪さの根本原因と、苦境を打破する最大の味方はどこにいるのか?という話について|倉本圭造

    フェミニズム活動家男性が性犯罪する病理」から、フェミニズムと日社会の相性の悪さの根原因と、苦境を打破する最大の味方はどこにいるのか?という話について (トップ画像は、この記事で紹介する弁護士の太田啓子さんの著書より) 1●フェミニズムに過剰に帰依する男性は”女性の味方”ではないのかも?先週、ヒステリック・ブルーという昔かなり売れて紅白にも出たバンドの元メンバーさんが性犯罪で捕まったというニュースが流れていました。 なぜコレがネットで注目されるかというと、この人は以前も性犯罪で懲役12年の実刑を受けて服役していたあと、ネットでかなりアクティブなフェミニズム活動家として知られていた人だからだそうで。 「フェミニズムを主張する目覚めた男性!」を強硬にアピールしていたアカウントさんが実は性犯罪歴があり(これを否認して匿名でやっていたらしい)、かつまた再犯して捕まったとあれば、「それみたことか

    「フェミニズム活動家男性が性犯罪する病理」から、フェミニズムと日本社会の相性の悪さの根本原因と、苦境を打破する最大の味方はどこにいるのか?という話について|倉本圭造
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    rAdio 2020/09/27
  • ポスト安倍時代のポリコレのあり方について。ゴーストオブツシマと欧米のフェミニズム本「BOYS」と「萌え絵」問題と悪役令嬢ストーリーとサムライカルチャーにハマる外国人についてなど|倉本圭造

    ポスト安倍時代のポリコレのあり方について。ゴーストオブツシマと欧米のフェミニズム「BOYS」と「萌え絵」問題と悪役令嬢ストーリーとサムライカルチャーにハマる外国人についてなど (トップ画像は「ゴーストオブツシマ」公式サイトより) ・はじめに この記事は一週間前ぐらいに概ね書き上げていたんですが、なんか「記事の最後の着地をどうしようかなあ・・・」というところで何かピンとこないまま放置していたら、安倍氏の辞任のニュースが流れて驚きました。 安倍氏辞任については、いずれまたそれ自体を深く別記事で扱いたいと思いますが、手短に今月の「世界的大変化」について考えてみると、 アメリカで次の四年間の方向を決める巨大な鍔迫り合いが始まっていて、また安倍氏の辞任もあると、今回のテーマである「意識高い系の社会変革運動(”ポリコレ政治的正しさ”的なもの)」と「その社会の伝統的な価値観」との間をどう取り持ってい

    ポスト安倍時代のポリコレのあり方について。ゴーストオブツシマと欧米のフェミニズム本「BOYS」と「萌え絵」問題と悪役令嬢ストーリーとサムライカルチャーにハマる外国人についてなど|倉本圭造
    rAdio
    rAdio 2020/09/04
    『「どちらかだけ」が「絶対的な権力」を持てないような拮抗関係をいかに維持できるかどうかが大事』『「形式的な理屈だけでありとあらゆる他者の活動を停止できる権利」は誰に対しても認めるべきではない』
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