一定期間更新がないため広告を表示しています
永田和宏さん(細胞生物学者・歌人) 47年生まれ。細胞生物学者で歌人。著書に『タンパク質の一生』など、歌集に『風位』(迢空賞)など。=大上朝美撮影 ■「自己」「非自己」飛躍が新鮮 『免疫の意味論』 [著]多田富雄 (青土社・2376円) 僕は細胞生物学、多田さんは免疫学と専門分野は違いますが、僕は短歌を、多田さんも詩の雑誌を作ったり能を書いたりで、お互い「変なこと」をしている同族のようなところがあった。この本は1993年に出てすぐ、雑誌に書評を書きました。その年の大佛次郎賞を受賞されましたね。 専門外ですが、我々は免疫のメカニズムは知っている。単純に言えば、免疫とは外から異物が侵入したとき、それをやっつける防御反応ですね。だから免疫とは、異物認識のメカニズムだと一般には考えている。ところがこの本で驚かされたのは、免疫とは異物ではなく「自己」認識のメカニズムなんだということ。免疫細胞が常に体
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く