いよいよ参議院選挙が公示される。国民はこの選挙で政治に何を問えばいいのか──。安倍政権の実績と自民、公明、民主各党のマニフェスト(政権公約)に対して厳しい評価を下した言論NPOの工藤泰志代表に聞いた。(聞き手は、日経ビジネス オンライン副編集長=水野 博泰) ■参考サイト: 言論NPOのホームページ NBO 新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)が7月1日に開催した「第3回・政権公約(マニフェスト)検証大会」で、安倍政権の実績と自民、公明、民主各党のマニフェストに対して、非常に厳しい評価を下しましたね(詳しくはこちら)。 工藤 有権者との約束に基づいて政治を運営するというパラダイム転換に対して、各党の執行部は認識がまだまだ甘い。民主党について言えば、最後のぎりぎりで小沢マニフェストが出ましたが、管(直人)さんも岡田(克也)さんもマニフェストのブームに乗ってゲタを履いたのに、その後の政策