ソフトウエア開発プロジェクトの様々な要素に関する定量化手法を解説した著書「Applied Software Measurement:Assuring Productivity and Quality」(邦題「ソフトウェア開発の定量化手法」)で知られる,元米IBMのCapers Jones氏が1月30日,ソフトウエア・テスト技術者向けイベント「JaSST '08 Tokyo」の基調講演に登壇した(写真1)。Jones氏は現在,Capers Jones & Associatesの代表を務めている。 講演のテーマは「Software Quarity 2008:A Survey of the State of the Art」。定量化したデータを提示しながら,ソフトウエア品質を上げる方法を紹介し,2008年において注目すべき分野を挙げた。 テスト・ケースの誤りが見過ごされやすい 講演では,まず米国