2021年を振り返ると、「ワーケーション」という言葉をよく目にしたのではないだろうか。ワーケーションは「Work+Vacationの造語」で、テレワークなどを活用し、リゾート地や温泉地など、普段とは異なる場所で地域の魅力に触れながら仕事を行なう働き方のこと。 2020年7月に開催された観光戦略実行推進会議で、政府がワーケーションの推進を打ち出したことをきっかけに大きな注目を集め、多くの自治体がワーケーションの誘致を行うようになった。 このワーケーションにおいて、先進事例に必ずといっていいほど名前が挙がるのが和歌山県。2017年からワーケーションに取り組んでおり、2017年〜2019年度の間で100社を超える企業をワーケーション誘致しているトップランカーだ。また、2019年には長野県とともに「ワーケーション自治体協議会」を設立。ワーケーションの世の中への浸透と、自治体間でノウハウを共有する活
![ワーケーションの先進地「和歌山県」に聞いた変遷と狙い--都市部と地方の「通訳」が不可欠](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5144445aa64e00caa1cdc2ddd20fd95192866c13/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2022%2F01%2F27%2F0768de907a1d4eb97990e85e75c42521%2F220127_wakayama_00.jpg)