昔から日本企業の強みとして挙げられてきたのが「チーム力」だ。システムが企業の力を左右するようになった今、その重要性はますます高まっている。国境の壁を超えたグローバルな競争に勝ち抜くには、個々の力を伸ばすだけでなく、開発チームとしての力を高めることが不可欠だ。 海外企業との競争を身をもって経験し、チーム力の強化に取り組んでいるのが、ラクスで「配配メール」の開発チームをマネジメントする、課長の大塚正道さんだ。いったい何がそのきっかけになったのか、そしてどんなチームを目指すのかを尋ねてみた。ラクスのカイゼン物語、前編では開発現場のメンバーが「キラキラしたチームにしていきたい」と語っていたが、マネジャーはどのようなチームをイメージしているのだろうか。 米国市場での強烈な体験で学んだ「スピード」の大切さ 大塚さんはラクスに転職する前は、ごりごりのSIerでエンジニアとして経験を積んできた。ウオーター