音楽に関するradiomusicのブックマーク (3,272)

  • 【JAZZ新譜】Midnight Shelter / Sachal Vasandani & Romain Collin (2021) - おとのほそみち

    ミッドナイト・シェルター / サシャル・ヴァサンダーニ & ロメイン・コリン Midnight Shelter アーティスト:Sachal Vasandani Edition Amazon 歌とピアノで紡がれた安息の曲たち サシャル・ヴァサンダーニは1978年シカゴ生まれのヴォーカリスト/作曲家。 ロメイン・コリンは1979年、フランス生まれのジャズピアニスト/作曲家。バークリー音楽大学への入学を機にアメリカ移住している。 現在はともにニューヨークで活躍する二人が、コロナ禍の中で作り上げた作品。 真夜中のシェルター、とは何とも、曰くありげでそそられるタイトルだ。 サシャルの歌声は決して技巧的ではなく、むしろ朴訥としているが、声の響きは深く暖かく、じわりと心に沁みてくる。 ローマンのピアノはロマンティックで陰影が深く、情感にあふれる。 なるほどshelterとは、安息の場所なのかと思わせる

    【JAZZ新譜】Midnight Shelter / Sachal Vasandani & Romain Collin (2021) - おとのほそみち
  • 【JAZZ新譜】21世紀のECMを代表するピアニスト 4年ぶりのトリオ作 Opening / Tord Gustavsen Trio (2022) - おとのほそみち

    オープニング / トルド・グスタフセン・トリオ Opening アーティスト:Tord Gustavsen Trio IMS(NRC) =Foreign Music= Amazon 2003年、デビュー・アルバム『Changing Places』をECMからリリースして注目され、以来ずっとECMから作品を発表。 トリオ作品としては、作は4年ぶりで通算5作目になる。 21世紀のECMを代表するピアニストと称される通り、その音は多くのジャズファンが期待する通りのECMサウンド。 知的で端正で美しく、音数は少ないながらも雄弁で、説得力に富む。 作でもトルド・グスタフセンは、短く美しいフレーズの数々を、細やかに編んでいくかのよう。 ベースとドラムは、演奏を下支えし駆動させるというより、それぞれの創意を随所で放ちながら、アンサンブルに彩りを与えつつ拡張させている印象だ。 トルド・グスタフセン (

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  • 帰ってきた世界の音楽フェス - 洋楽好きの独り言

    昨年はUKのレディングフェスなど一部は開催されましたが、やはり例年のような規模では開催できなかったフェスも多数ありました。日のフジロックも日の4大フェスでは一応唯一開催には至れましたが皆様もご存知のように日のアーティストのみでの開催とラインナップに関しては大きく縮小を余儀なくされたのも記憶に新しいです。 しかしながら今年は4月にアメリカで開催されたCoachella Fesを筆頭に世界の多くの音楽フェスが「通常運転」で帰って来ました! 日の4大夏フェスは7月のフジロックを筆頭に8月半ばのサマソニまでお盆前後で開催されますが世界のフェスは7月8月を待たずして6月ごろからガンガン開催されています。 海外のフェスは日のフェスよりもプロショットがYoutubeに上がるのが早いために、割とリアルタイムで運が良ければフルコンサートを見れちゃうわけです。 今回は海外ですでに開催されている大型フ

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  • 【JAZZ新譜】ブラジルのジャズピアニストとシンガーによる超絶デュオ Yatra-Tá / Salomão Soares、Vanessa Moreno(2021) - おとのほそみち

    ヤトラ・ター / サロマォン・ソアレス、ヴァネッサ・モレーノ YATRA-TÁ アーティスト:SALOMÃO SOARES, VANESSA MORENO 大洋レコード Amazonではあまり知られていないが、ブラジルの新進気鋭のミュージシャンによるデュオ作。 ヴァネッサ・モレーノは、声とギター、ボイス・パーカッションから成る完全ソロのアルバム「センチード」(2021)などで、シーンを驚かせた女性ヴォーカリスト。 サロマォン・ソアレスは著名なアコーディオン奏者トニーニョ・フェハグッチとのデュオ作などで注目されたピアニスト。 この二人は2019年、デュオ作「Chão de flutuar」をリリース。 デュオの可能性を更に広げたいという意図からか、デュオ2作目の作が登場した。 ピアノとヴォーカルではあるが、よくあるようなピアノの伴奏と歌とは全然違う。 ヴァネッサ・モレーノは、スキャッ

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  • 【JAZZ新譜】笑って踊れるピアノトリオの痛快な一作 Kazemachizuki / H ZETTRIO (2022) - おとのほそみち

    Kazemachizuki[EXCITING FLIGHT盤] アーティスト:H ZETTRIO apart.RECORDS Amazon 笑って踊れるピアノトリオとの異名を持つ、H ZETTRIO。 2013年のアルバム・デビュー以来、ハイペースで作品をリリースを続けてきた彼らだが、2022年はさらに強烈で、年頭にアルバム『トリオピック ~激闘の記録~』を出したばかりだというのに、早くも今年2作目が登場。 今回の『Kazemachizuki』は2021年の配信曲を主体に構成されており、もともと曲調の幅が広い彼らだが、作ではさらにバラエティ豊か。 キャッチなメロで聞き手を掴むやいなや疾走しまくるアッパーな曲、湖面に広がる水面の如く繊細な曲、はては派手なお祭り騒ぎかのようなどんちゃんな曲。 その次にこれかよ、とたびたび突っ込みたくなるが、その変幻自在ぶりこそが彼らの持ち味。 演奏能力は極め

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  • 【JAZZ新譜】韓国出身の女性コンポーザーによるラージアンサンブル Darling Mind / Jihye Lee Orchestra (2021) - おとのほそみち

    ダーリング・マインド / ジヘイ・リー Daring Mind アーティスト:Lee, Jihye -Orchestra- Motema Amazon 韓国出身で世界的に活躍しているジャズミュージシャンは決して多くはないが、その代表とも言えるのが、ジヘイ・リー。 彼女は、母国の伝統音楽とジャズの融合作品をYouTubeで発表して話題になった人で、現在はニューヨークを拠点に活動中。 コンポーザーでありバンドリーダーでもある彼女による、2作目のラージアンサンブル作品が作だ。 同じ女性のコンポーザー・バンドリーダーである挾間美帆とつい並べたくなるが、女性云々に関係なく、二人とも現代屈指のラージアンサンブルの担い手であることは確か。 作は、決してストレート・アヘッドなジャズではなく、エレクトロニカや現代音楽やヒップホップなどの要素が各所に織り込まれている。 決してパッショネイトではなく、どちら

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  • 【JAZZ2020】ロンドンの俊英ドラム&サックスデュオのライヴ盤 Escape The Flames / Binker & Moses (2020) - おとのほそみち

    エスケープ・ザ・フレイムス / ビンカー&モーゼス Escape the Flames (Live) (Live) Gearbox Records Amazon イギリスはサウス・ロンドンのジャズ・シーンにおいて、フリー・インプロヴィゼイションの旗手と目される、サックス奏者のビンカー・ゴールディングとドラマーのモーゼス・ボイドによるデュオ。 ファーストアルバムは2014年の『Dem Ones』で、これ一回こっきりかと思いきや、2017年には『Journey to the Mountain of Forever』、2018年には『Alive in the East?』と、コンスタントにリリースを続けてきた。 そんな二人が2017年6月にロンドンで行ったパフォーマンスを収録したのが、作。 デュオをベースにした即興演奏をそのままパッケージするのは、いささか大胆というかシビアな冒険でもあるが、も

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  • 聴き比べ オリビアの『そよ風の誘惑(Have You Never Been Mellow)』 - Flying Skynyrdのブログ

    今日の「聴き比べ」はオリビア・ニュートン=ジョン(Olivia Newton-John)が歌って日でも大ヒットした『そよ風の誘惑(Have You Never Been Mellow)』です。 オリビアは元はイギリスのカントリー・シンガーです。1971年にボブ・ディランの『If Not Fot You』がヒットして頭角を表わしました。1974年の『愛の告白(I Honestly Love You)』が全米1位になりグラミー賞も獲得しました。その後1975年に『そよ風の誘惑』も大ヒットし不動の人気シンガーとなりました。 Have You Never Been Mellow By John Farrar There was a time When I was in a hurry as you are I was like you There was a day When I just ha

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  • ビル・エヴァンス・ウィズ・ジェレミー・スタイグ『What's New』 - tyunne’s blog

    69年録音作品。フルート奏者のジェレミー・スタイグをゲストに迎えた作品です。メンバーは下記の通り。 ビル・エヴァンス(p) ジェレミー・スタイグ(fl) エディ・ゴメス(b) マーティ・モレル(ds) ジェレミー・スタイグのフルート演奏がとにかくエキセントリックです。出てくる音がまるで尺八を吹いているかの如く聴こえる瞬間もありますし、息遣いを超えてスキャットのように聴こえるパートもある。閃光のようなプレーヤーですね。 ビル・エヴァンスのピアノはここでは伴奏のように聴こえてしまいますが、共演を強く望んでいたそうですので、一緒に演奏できてさぞかし嬉しかったのではないかと思われます。 マイルスの『Kind of Blue』でオリジナルにも参加した「So What」なんかも演奏の速度が速くて、非常に熱い。冒頭の「Straight No Chaser」も同様にスピードが速いですね。しかし不思議とツン

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  • BTS「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」の米ビルボード動向を読む…複数週チェックが必要 - イマオト - 今の音楽を追うブログ -

    6月10日にリリースされたBTSのアンソロジーアルバム『Proof』、そしてそこからのリード曲「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」のチャート動向を注目せずにはいられません。リード曲は日の6月22日公開分(6月27日付)ビルボードジャパンソングスチャートを制する可能性が高く、またグローバルチャートでも6月25日付での初登場上位進出は確定と言えますが、特に気になるのは米での動向です。 BTSは「Dynamite」「Butter」で、米でのグラミー賞受賞を逃しています。米ビルボードソングスチャートを複数週制しながらも他の地域よりはるかに所有指標に偏っていたこと、接触指標群がそこまで安定せずライト層にリーチしたとは言い難いことが背景にあると考え、上記ブログエントリーに私見を記しました。「Yet To Come (The Most Beautiful

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  • 【JAZZ新譜】“ママ・アフリカ”ミリアム・マケバを讃える注目作 Zenzile: The Reimagination of Miriam Makeba / Somi (2022) - おとのほそみち

    ゼンジル / ソーミ Zenzile: The Reimagination Of Miriam Makeba アーティスト:Somi Salon Africana Amazon ソーミ(Somi)は、アメリカ・イリノイ州生まれのジャズ・ボーカリスト。 2021年には前作『Holy Room – Live at Alte Oper with Frankfurt Radio Big Band』がグラミー賞の最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバムにノミネートされるなど、近年の注目株である。 親はルワンダとウガンダ出身でアフリカにルーツがあり、自身もザンビアやナイジェリアで暮らした経験があることから、アメリカアフリカを結ぶことを念頭に活動しているそうだ。 そんなソーミは、南アフリカの歌手ミリアム・マケバを題材にしたオリジナルミュージカル『ドリーミング・ゼンジル(Dreaming Zenzile)』の

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  • 【JAZZ新譜】次世代ジャズの精鋭が集まったライヴ New Gospel Revisited / Marquis Hill (2022) - おとのほそみち

    ニュー・ゴスペル・リヴィジット / マーキス・ヒル New Gospel Revisited Edition Records Amazon 現代ジャズを代表するトランペッター、マーキス・ヒル 作は自身の2012年デビュー・アルバム『New Gospel』を再解釈したライブ盤で、通算で13作目。 同アルバムの収録曲が8曲で、5曲がメンバーのソロという、全13曲である。 メンバーが強烈で、ヴィブラフォンのジョエル・ロス、ドラムのケンドリック・スコット、テナーのウォルター・スミス3世、ピアノのジェイムズ・フランシーズ、ベースのハリシュ・ラガヴァンと、身震いするような顔ぶれ。 さながら次世代ジャズ・オールスターズである。 アンサンブルは濃密で緊張感にあふれ、その幾重ものレイヤーを切り裂くように、各人のソロが駆ける。 ヒップホップ、R&B、ネオソウルなどをブレンドした、イマドキ感の高い演奏なのだが

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  • 【JAZZ新譜】日本のベーシストの最高峰、鈴木良雄率い新ユニットのライヴ Five Dance / 鈴木良雄 The Blend (2022) - おとのほそみち

    ファイヴ・ダンス / 鈴木良雄 ザ・ブレンド Five Dance (特典なし) アーティスト:鈴木良雄 The Blend SMM itaku (music) Amazonを代表するべーシスト、コンポーザーの鈴木良雄。 彼が、峰厚介(sax)、中村恵介(tp)、ハクエイ・キム(p)、田珠也(ds)という日のジャズ界きっての辣腕を集めたユニットが"The Blend"である。 鈴木のコメントによれば 「峰厚介とは同じ釜の飯をった菊地雅章クインテット以来の旧知の仲、ハクエイ・キム、中村恵介とはGeneration Gap 以来14年の付き合い。田珠也とは初めての四つに組んでの共演。」 とのこと。 作は新宿ピット・インでのライヴを収めたもので、それも2セットのライヴをその演奏順のまま、CD2枚組のアルバムに収録している。 当日の熱気を、できるだけそのままの形でパッケージしたかっ

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  • 【JAZZ新譜】渡辺香津美、是方博邦、本田雅人らをゲストに迎えた新作 WISH / T-SQUARE (2022) - おとのほそみち

    WISH (通常盤) (CD) (特典なし) アーティスト:T-SQUARE SMM itaku (music) Amazon 通算で49作目。 中心メンバーであったギタリスト、安藤まさひろが抜けた後の初のアルバム。 それで、どう変化したのか、していないのか、当然注目は集まる。 仮にカシオペアから野呂一生が脱退したら、それはもうカシオペアではないが、T-SQUAREは伊東たけしと安藤まさひろの二枚看板だったから、伊藤をより全面に押し出すのか、強力なギタリストを迎え入れるのか、ゲストを迎えて多面的な方向を打ち出すのか...... 私の印象としては、従来までのメロのキャッチーさや、音の明度の高さ、歯切れの良さは残しつつ、曲調や演奏に多彩さが増したように思う。 それは何よりもゲストのギタリストの存在が大きい。 渡辺香津美、是方博邦、Yuma Haraという豪華な顔ぶれで、渡辺、是方はベテランらし

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  • 2022/6/15付けSpotifyバイラルチャート(グローバル) - チャート式ポップカルチャー

    順位 up/down 曲名 アーティスト名 1位 - Running Up That Hill (A Deal With God) ケイト・ブッシュ 2位 - Pass The Dutchie Musical Youth 3位 - Tak Ingin Usai Keisya Levronka 4位 - Layla DJ Robin, Schürze 5位 ↑ Jiggle Jiggle Duke & Jones, Louis Theroux 6位 ↓ Until I Found You Stephen Sanchez 7位 ↑ Olmazlara İnat Berkay Altunyay 8位 ↑ Afraid To Feel LF SYSTEM 9位 ↑ Suçlarımdan Biri Güneş 10位 - Like Wooh Wooh Rnbstylerz 11位 ↓ MIDNIG

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  • tofubeats デビュー前に音楽が止まってしまう『Don't Stop The Music』や - 電子計算機舞踏音楽

    ラジオ番組『サウンドクリエイターズ・ファイル』での、tofubeatsさんご自身による『Don't Stop The Music』のお話。締め切り直前「このままでは音楽が止まってしまう」と極限まで追い詰められてできたのが『Don't Stop The Music』とのこと。今度から森高千里さんがしっとり歌っているのに、あせっているtofubeatsさんが目に浮かんでしまうやん、面白過ぎ。 案の定、プレッシャーに負けたtofubeatsはですね、締め切りを過ぎても曲を書くことができず、最終的には、当にこの日を飛ばしたらやばいっていう締め切りの2日前くらいからもうね、デスクの下の床で寝て、当にその、曲ができないと、やばい、寝てもないみたいな感じになっていて。最終当の極限状態で、このままではデビュー前に音楽が止まってしまう、やばい、Don't Stop The Musicや!ということで、

    tofubeats デビュー前に音楽が止まってしまう『Don't Stop The Music』や - 電子計算機舞踏音楽
  • 【JAZZ新譜】SOILが自らのジャズの原点を辿った快作 THE ESSENCE OF SOIL / SOIL & "PIMP" SESSIONS (2021) - おとのほそみち

    THE ESSENCE OF SOIL[SHM-CD] アーティスト:SOIL&"PIMP"SESSIONS ビクターエンタテインメント Amazon モントルージャズなどの世界的フェス出演など、海外でも高い評価を得ている、SOIL & "PIMP" SESSIONS。 2001年の結成だから、キャリアはすでに20年以上。 テクニックとアレンジのセンスの良さは折り紙つきだが、そこに熟成感が加わってきた。 というのが、作を聞いた印象。 『THE ESSENCE OF SOIL』というタイトルのとおり、SOILのジャズの原点を見つめ直し再解釈したカヴァー集である。 インフォによればミニアルバムの扱いのようだが、全7曲、50分以上あり、内容も濃いのでフルアルバムの印象だ。 選曲が面白い。 マッコイ・タイナーやジョン・コルトレーンなどジャズの巨星たちの曲もあれば、なんとブラック・サバスの「Pla

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  • 【JAZZ新譜】田中鮎美が参加したトリオのECM作品 Bayou / Thomas Strønen, Ayumi Tanaka, Marthe Lea (2021) - おとのほそみち

    バイユー / トーマス・ストレーネン & 田中鮎美 & マルテ・レーア Bayou アーティスト:Thomas Strønen ECM Amazon 2018年、ドラマーのトーマス・ストレーネンのプロジェクトTime is A Blind Guideのアルバム『Lucas』に参加していた日人ピアニスト田中鮎美と、クラリネット奏者/シンガー/パーカッショニストのマルテ・リーとのトリオ作品。 新鮮で開放的、繊細で空間を意識した音楽が形作られている。このグループは、オスロの王立音楽アカデミーで初めて結成され、2年間、毎週のように集まって音楽制作を行っていたところからスタート。 ストレーネン曰く、「私たちはいつも自由に演奏していました。現代のクラシック音楽、民族音楽、ジャズなど、自分たちがインスピレーションを受けたものは何でも、その間を行き来していました。時には、とても静かでミニマルな音楽を演奏

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  • アルバムジャケットで検証するWEEZERのファッションと流行の変遷 - 音楽と服

    ザ・ビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」のジャケ写は,ご覧のようにビルの一角から階下を見下ろした4人の笑顔。 数年後,30歳前後となったメンバーは同じ場所で同じように撮影を行い,この写真はベスト盤(通称「青盤」)にも使われた。 それにしても,10年も経っていないのにこの変わりようはどうか。 特にジョン(右端)に関しては同一人物とはとても思えない・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ このビートルズのように,経年変化?をジャケットで見せてくれるアーティストは他にもいて,その代表格がWEEZER(ウィーザー)だ。 現在では普通に使われるようになった「エモい」という表現だが,彼らのロックはまさに「エモさ」満点。 「泣き虫ロック」として日でも長く愛されてきた。 デビューアルバム(94年)はセルフタイトルの「WEEZER」。 ブルーバックのジャケ写のため「ブルー・アルバム」としてフ

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  • 【JAZZ新譜】ウラジミール・シャフラノフの「MOONシリーズ」第二弾 Moonlight Becomes You / Vladimir Shafranov Trio (2021) - おとのほそみち

    ムーンライト・ビカムス・ユー / ウラジミール・シャフラノフ・トリオ ムーンライト・ビカムズ・ユー アーティスト:ウラジミール・シャフラノフ・トリオ ポニーキャニオン Amazon ウラジミール・シャフラノフの【MOON】シリーズ第二弾。 シリーズ第一弾の「How High The Moon」が、数ヶ月前に出たばかりで、基路線は同じなので、ほとんど書くことがない....... これなら2枚組でいいのではという気もするし、シリーズ第三弾があるなら、少し趣向を変えてもいいように思う。 ピアノトリオとしての安定感、フレーズの美しさは流石だが、次の展開がけっこう読めちゃうので、もうちょっとサプライズがあってもいいのではないかな。 ウラジミール・シャフラノフ Vladimir Shafranov  piano ハンズ・バッケンロス Hans Backenroth  bass ムッサ・ファデラ Mo

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