ブックマーク / sisoa.hatenablog.com (36)

  • 1980年代のザ・クラッシュのファッション - 音楽と服

    「村上ラヂオ」を初めて聴いた 先日,早朝にニュースサイトを閲覧していたら,1月29日に放送された「村上ラヂオ」についての記事を見つけた。 その日の特集が「1980年代ヒット・パレード」で,マイケル・ジャクソンやらヴァン・ヘイレンなどのヒット曲を流していたそうで,サイトの一番下に出ていた「ラジコなら1週間無料視聴」というリンクに心を動かされ,早速ラジコをインストールしてみた。 するとまあ,真夜中の仕事部屋に訥々とした村上さんの声が響き渡るわけです。 原稿を棒読みしているような平坦な声で,曲間に感想のような紹介のような一言を入れて後はひたすら曲を流していく。 80年代と言えば村上さんは,経営していたジャズバーを閉め,執筆業に専念し始めた頃で,ジャズからは少し離れてポップスやクラシックを多く聴いていたということだ。 自分が愛聴していたポップスや、リクエストのあった曲とのエピソードをぼそりと呟きな

    1980年代のザ・クラッシュのファッション - 音楽と服
  • 紅白2022出演アーティストのファッション・チェック - 音楽と服

    ここ数年,NHK紅白歌合戦が面白い。 特にここ2,3年は新型コロナの感染拡大による無観客開催が続いたこともあり,NHK気で,「どうすれば番組を観てもらえるか?」という積年の課題と向き合っていく姿勢が見受けられた。 そして,その努力はある程度奏功してきたように思える(視聴率云々ではなく,あくまで個人的感想としてだけど)。 ところで,私が「音楽と服」というコンセプトのブログをやっている以上,どうしても気になってしまうのが出演するアーティストの衣装だ。 以前ほどではなくなったにせよ,やはり出演アーティストにとって,紅白というのは一世一代の大舞台であるはずだ。 そんなここ一番ステージで,彼らがどんな服で歌い,自己を表現していたのか,チェックしていきたい。 ※画像の引用元は全て2022NHK紅白歌合戦です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 SEKAI NO OWARI(Fukase)

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    radiomusic 2023/01/01
    明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
  • 年忘れジャズ・ナンバー3選 - 音楽と服

    令和4年最後の日になった。 年末の買い出しでイオンに行ったついでにCD屋を覗いて,一枚買ってきた。 チック・コリアの,「リターン・トゥ・フォーエヴァー」だ。 リターン・トゥ・フォーエヴァー ECM Records Amazon 70年代に流行した,ジャズにエレキ・サウンドを取り入れた「フュージョン」の代表的な一枚,という触れ込みだ。 私はこの「フュージョン」期のサウンドについては,マイルズ・デイビスの作品で知っているくらいで,正直難解なイメージしか持っていなかったのだけど,このチック・コリアの「リターン〜」はよかった。 何がよかったかと言うと,カタルシスが分かりやすく表出されている点だ。 特に終盤は,オーケストラのクライマックスが何度も押し寄せてくるような高揚感だ。 ジャンルを越えて,音楽ってやっぱり素晴らしいと思わせてくれる作品だ。 www.youtube.com ・・・・・・・・・・・

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    radiomusic 2022/12/31
    良いお年をお迎えください。
  • 私がビートルズの「Revolver」スペシャル・エディションを勧める二つの理由 - 音楽と服

    「ブルータス」が特別号として出していた村上春樹特集を読んでいたら,面白いインタビューが載っていた。 好きなビートルズのアルバムに関するやり取りである。 ーアルバムは何がお好きですか? 村上 個人的にはやっぱり,「Rubber Soul」ですね。この間,Netflix映画観てたら,マフィアの親分が,子分に「お前はビートルズのアルバムの中で何がベストだと思うか?」って聞いていて。「Sgt. Pepper~」と子分が言ったらすぐに撃ち殺されてた。 ー親分は何が好きだったんですか?(笑) 村上 最後には明らかにしたと思うんだけど何だっけな?変なのが好きだったんだよな,「ホワイト・アルバム」だったっけな?いや,「Let it be」だ。 ーわかりやすい好みですね。「ホワイト・アルバム」好きの親分だったら逆にこわいです。 村上 「Sgt. Pepper~」って言ったらすぐ殺される(笑)。 「BRUT

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  • ロック・アーティスト,秋冬スナップ2022 - 音楽と服

    大学の頃,部活の仲間とたむろしていた学生会館のラウンジに,いつも置いてあった雑誌が週刊朝日だった。 週刊朝日にはドン小西さんが有名人のファッションチェックをする連載があり,それを読むのが楽しみだった。 大御所芸能人も,お笑い芸人でも歯に衣着せぬコメントでの辛口批評,でも褒めるところはしっかり褒めるメリハリのよさがスカッと気持ちよかった。 この「音楽と服」を始めた時のイメージも,ドン小西さんのファッションチェックが最初にあった。 ここのところ当ブログは,音楽トレンドとファッション史を掘り下げたり,社会や世界情勢について言及したり,やや理屈っぽくなり過ぎている感がある。 それはそれで書いてる方には新しい発見や気付きがあって,それなりに面白いのだけど,もう少し肩の力を抜いて楽しめる回があってもいいだろう。 ということで,今回は「ロック・アーティスト,秋冬スナップ2022」です。 「2022」と銘

    ロック・アーティスト,秋冬スナップ2022 - 音楽と服
  • ポップ・ミュージックの本質を射抜くベックの矜持 - 音楽と服

    最近,ケンドリック・ラマーのアルバムを聴いている。 ヒップ・ホップだけは,昔からどうもわず嫌いしていたのだが,ここ数年のポップ・ミュージックの動向を見ていると,どうにもそこはスルー出来ないと思うようになったからだ。 デヴィッド・ボウイも,最後のアルバム「★」を作る時にはケンドリックの「トゥ・ピンプ・ア・バタフライ」にインスパイアされたらしいし。 それで,ここ数日聴いているんだけど,ヒップホップやラップやらのジャンルって,やはりリリックの意味や背景が分からないと,聴いててもよく分からないので,2010年代後半の「ロッキング・オン」を見返していたのだ。 そしたら,まだほとんど未読の一冊を見つけた。 2017年のアルバムトップ50の特集号だった。 トップ5の顔ぶれはこんな感じ。 1位:U2「ソングス・オブ・エクスペリエンス」 2位:ケンドリック・ラマー「ダム」 3位:ベック「カラーズ」 4位:

    ポップ・ミュージックの本質を射抜くベックの矜持 - 音楽と服
  • 20年の時を超えて響いた宇多田ヒカルの言葉 - 音楽と服

    私は宇多田ヒカルと同じ1983年生まれである。 学年は彼女のほうが一つ上だけど,まあ同世代と言ってもよいだろう。 この世代は,なんとも中途半端な世代で,いわゆる就職氷河期世代の下,ゆとり世代の上で,その狭間世代と言ったところか。 物心がついた頃に年号が昭和から平成に変わり,小学校高学年の多感な時期に地下鉄サリン事件や阪神大震災が起こり,バブル崩壊による不況も長引いて,なんとも暗い時代の空気を感じながら育った記憶がある。 宇多田ヒカルがブラウン管に登場したのは,98年も末のことだった。 深夜の音楽番組で,MVがバンバンかかっていた。 「Automatic」でデビューした彼女は,わずか15歳だった。 音楽は生粋のR&B。 後から振り返ると,MISIAの「包み込むように」や,デズリーの「Life」が前後でヒットしており,彼女の音楽が受け入れられる下地はできていた。 しかし,ダボダボの服を着て,焦

    20年の時を超えて響いた宇多田ヒカルの言葉 - 音楽と服
  • レッチリの「次」を直近2作品から占う - 音楽と服

    レッチリの新作が出るそうな。 お恥ずかしいことに,全然動向を把握しておらず,普段から交流させていただいている,トビウオギタオさんのブログを読んでから知った。 「rockin'on.com」を確認すると,なんと7月25日に記事が出ていた。もう1ヶ月くらい前になる。 ニューヨーク駐在ライターの,中村明美さんの「ニューヨーク通信」には,以下のようなバンドの声明文が出ていた。 これまでもそうだったように,俺達は,自分達がバンドとしてなにかを探求していた。 楽しいから,ジャムをしたり,昔の曲を思い出しながら演奏したりしていたら,すぐに新しい曲ができ始めて,バンド内で美しい化学反応が起きて,音とビジョンが生まれてきたから,それを掘り続けた。止める理由もなかったんだ。 それは夢みたいで,結果どうすればいのか分からないくらいの曲が誕生した。 それで考えて,2作目の2枚組を出すということにしたんだ。」 「r

    レッチリの「次」を直近2作品から占う - 音楽と服
  • ある世界最高のロックンロールバンドのドラマーについての話 - 音楽と服

    先日,久しぶりに子どもたちを連れて地域の図書館へ行ってきた。 我が家の隣には区役所の出張所があり,そこには地域図書館も併設されている。 やや小ぢんまりしているものの, 子ども用の絵が充実していて,読み聞かせスペースもあるのでたまに利用している。 図書館の入り口から入ってすぐの場所に「館員のおすすめ」というコーナーがあった。 そこで,私の目に飛び込んできたのが「チャーリー・ワッツ論」というだった。 表紙には,ドラムセットに座る男を後ろから撮った写真が使われている。 その男は,チャーリー・ワッツというザ・ローリング・ストーンズのドラマーで,彼の視線の先にはグループのボーカル,ミック・ジャガーがいる。 チャーリーは昨夏,惜しまれつつこの世を去った。 ザ・ローリング・ストーンズは数十回目かになるツアーを回っているさ中の訃報だった。 予めチャーリーの体調不良によりツアーには代替ドラマーが参加する

    ある世界最高のロックンロールバンドのドラマーについての話 - 音楽と服
  • 日本人は四つ打ちのビートが好きな民族なのです。なぜなら - 音楽と服

    私はこれまで,フジロックなどのフェスも含め,洋邦問わず多くのアーティストのライブに何回も足を運んできた。 数が多いので,当然心残りなことはいくつかあるのだが,その中でも一番の後悔が2008年のフジロックだ。 その後悔とはこの年,二日目のヘッドライナーとなった,アンダーワールドのステージを「観ない」という選択をしたことだ。 自分自身の判断ではあったが,正確には「判断ミス」と表現したほうがよさそうだ。 この年のフジロックで,私の一番の目当てはプライマルスクリームだった。 このプライマルが,二日目のトリ前の登場となったので,まだ24歳と若かった私は,当然のことモッシュピットの最前線で飛んだり跳ねたりして汗だくになり,思う存分楽しんだ。 その後,人でごった返すモッシュピットを脱出してステージ後方の芝生に腰掛け,すっかり湿気った煙草に火をつけて一服していると,ステージではヘッドライナーのアンダーワー

    日本人は四つ打ちのビートが好きな民族なのです。なぜなら - 音楽と服
  • ロックの神様は「持っていない奴」に微笑む - 音楽と服

    夏の 甲子園が始まった。 コロナで家にいるしかないので,ずっとテレビを観ている。 開会式の後,始球式があったのだけど,出てきたのが斎藤佑樹だった。 ハンカチ王子だ。 2006年の夏,田中将大との投げ合いを制して一躍国民的ヒーローになった佑ちゃん。 内角高めにズバリとストレートを決め,フィールドの面々,球場に頭を下げながら,爽やかに去って行った。 彼は「持っている男」として有名だった。 夏の甲子園では全国優勝。 主将として臨んだ大学四年時にはリーグ戦制覇。 誰もが,「持っている男」斎藤佑樹のプロでの活躍を確信していた。 しかし怪我なども重なり,思ったような成績はあげられないまま,昨年プロ生活に終止符を打ったのは記憶に新しいところだろう。 気づけば,誰も彼のことを「持っている男」と呼ばなくなっていたし,そんなふうに呼んでいたことすら忘れていた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ さて,

    ロックの神様は「持っていない奴」に微笑む - 音楽と服
  • 「青の男」ジャック・ホワイトが鳴らし続けるギターロック - 音楽と服

    ジャック・ホワイトと言えば,若いロックリスナーからすると,今年のフジロックでヘッドライナーを務めた,シンガーソングライターなんだけど,やたらギターノイズの激しいおじさんって感じか。 そこそこ年齢のいったロックリスナーなら,「あのホワイトストライプスの人ね」という認識だろうと思う。 私が彼のことを初めて認識したのが,「ロッキング・オン」を2000年代半ばに購読を始めた頃,彼が率いるホワイト・ストライプスの5枚目のオリジナルアルバム「ゲット・ビハインド・ミー・サタン」がリリースされたタイミングだった。 その時の「ロッキング・オン」に載った広告が下のもの。 ホワイト・ストライプス(「ロッキング・オン」2006.2) これを見ると,使われている色が赤・白・黒の三色であることが分かるだろう。 そう。 ホワイト・ストライプスはコンセプトカラーが赤・黒・白というバンドだったのだ。 右がジャック・ホワイト

    「青の男」ジャック・ホワイトが鳴らし続けるギターロック - 音楽と服
  • フジロック戦記2022 - 音楽と服

    地下鉄福岡空港駅の改札をくぐる。 時計を確認すると,18時10分だった。 19時発の羽田行きまであと50分ある。 よし,間に合う。 背中に背負ったノース・フェイスのバックパックは肩にい込み,右手には折り畳みテント,左肩には折り畳み椅子を下げ,木曜まで仕事に明け暮れた身体は早くも悲鳴を上げ始めていた。 自動端末でチケットを取るとすぐに荷物を預け,ロビーを通り抜け,空港三階へと上がる。 三階には軽ができるお店がいくつか入っている。 搭乗までに腹ごしらえをしておこう。 エスカレーターからすぐの角にあったレストランへ。 生ビールとスパゲッティナポリタンを注文する。 ビールはすぐに来た。 一口めを一気に喉へ流し込むと,火照った身体の体温が2℃ほど下がったようだ。 湯気の上がるナポリタンをフォークに巻きながら,これからの行程を頭の中で反芻する。 羽田に着いた後,モノレールから在来線に乗り換えて東京

    フジロック戦記2022 - 音楽と服
  • Dreams - 音楽と服

    物の自分?そんなの,いるのかな?一生,みつからないんじゃないのかな。」 短くなった煙草を灰皿でもみ消しながら,編集長は呟いた。 その目は,向かい合わせに座っている私ではなく,どこか遠い一点を見つめている。 茶色のチェックのジャケットに,少し濃い茶色のニット・タイ。 一見ラフに着崩しているように見えるが,色の使い方などが丁寧で,実は細部まで拘りが感じられるファッションだ。 雑誌の編集後記の写真で,編集長がどんな顔をしているのかはある程度知っているつもりだった。 しかし実際に目の前にすると,思っていた印象よりはずっと若く見えた。 彼は,手を擦り合わせながら上目遣いで私を見ながら言った。 「まあいいや,採用の方向で考えてる。また電話します。」 彼は私にそう伝え,ソファから腰を上げた。 私も慌てて立ち上がり,挨拶をして編集室の出入り口のドアへと向かう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    Dreams - 音楽と服
  • 2000年以降の音楽ムーヴメントとファッショントレンドについての考察 - 音楽と服

    これまで,当ブログでは,60年代後半のヒッピー・ムーヴメントや,90年代前半のブリットポップ・ムーヴメント等とファッショントレンドの関係性について記事にしてきた。 sisoa.hatenablog.com sisoa.hatenablog.com 言わずもがな,音楽のムーヴメントとファッションというものは,大体の場合において深く結びついている。 しかしながら,2000年代以降のムーヴメントについて,あまり触れてこなかった。 2000年代以降は,私自身が10代後半から20代を過ごした時代であり,リアルタイムで,当たり前に過ごしてきたためにそこを見つめ直そうという気にならなかったのが一番の理由だ。 ところが,気づけば2020年代に入っていた。 この20年の間に,音楽のムーヴメントもファッションも様々なものが現れては,消えていった。 今回は2000年代以降の音楽ムーヴメントと,ファッショントレン

    2000年以降の音楽ムーヴメントとファッショントレンドについての考察 - 音楽と服
  • ヒッピー・ムーヴメントとファッションについて - 音楽と服

    先日,通勤中にカーラジオを聴いていたら 「ポール・マッカートニー,史上最高齢(80歳)でグラストンベリー・フェスのヘッドライナー出演を果たす。」 というヘッドラインニュースが流れてきた。 そうか。 ポールはもう80歳になるんだ。 ということは,2015年に京セラドームで観た時には73歳だったのか。 その時も,3時間のステージで一度たりとも水を飲まずに最後まで歌い切ったサー・ポールに戦慄したのだが,あのポールなら80歳の今でも歌い続けていても不思議ではない。 ポール・マッカートニーはザ・ビートルズの一員として1960年代にデビューしてから,半世紀以上も第一線で活躍し続けていることになる。 ちなみにグラストンベリー・フェスというのは,イギリスで最も権威のあるロック・フェスで,これまでオアシスやブラーをはじめとして,多くの著名アーティストがそのステージを踏んできた。 ところで,この「ロック・フェ

    ヒッピー・ムーヴメントとファッションについて - 音楽と服
  • 音楽的ルーツと文体について考えたこと - 音楽と服

    「小澤征爾さんと,音楽について話をする」というを読んでいる。 タイトル通り,作家の村上春樹さんが世界的マエストロ・小澤征爾さんと数回に分けて対談した時のことを書き下ろしたというものだ。 小澤征爾さんと、音楽について話をする (新潮文庫) 作者:征爾, 小澤,春樹, 村上 新潮社 Amazon 両氏ともその道を究めた人。 小澤氏のプロとしての音楽との向き合い方,村上氏の作家としての音楽との向き合い方にそれぞれ重なる部分や異なる部分が見え隠れして,非常に興味深い。 対談の途中で「音楽と文章」というコラムが挟まれており,そこで村上氏が以下のようなことを書いていた。 僕は文章を書く方法というか,書き方みたいなのは誰にも教わらなかったし,特に勉強もしていません。で,何から書き方を学んだかというと,音楽から学んだんです。それで,いちばん何が大事かっていうと,リズムですよね。文章にリズムがないと,そん

    音楽的ルーツと文体について考えたこと - 音楽と服
  • ブックレットで振り返るオアシスのファッション遍歴 - 音楽と服

    前回記事の,WEEZERのファッション遍歴を追う企画が結構自分の中で楽しめたので,他のアーティストでまたやれないかなあと考えていた。 sisoa.hatenablog.com CDが揃っているのは,オアシスだ。 そこで,オアシスのデビュー当初から解散後までのファッションを見ていこうと思う。 上の写真は,94年デビュー当時のオアシス。 引用は,2010年代半ばに再発された1stアルバム「Definitey Maybe」に付いていたブックレットの写真。 地元マンチェスターを中心に活動していた頃の一枚。 オーバーサイズ気味のブルゾンは,当時の流行を反映しているのだけど,やはりデビュー当初ということで,野暮ったさは抜け切れていない印象。 リアム(中央)はラッドな雰囲気でわりといけているが,ノエル(右端)は全体的にもさっとした印象だ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 続いてこちらは,97年

    ブックレットで振り返るオアシスのファッション遍歴 - 音楽と服
    radiomusic
    radiomusic 2022/06/18
    若い頃のリアムって可愛いですね。今は本当に渋い。
  • アルバムジャケットで検証するWEEZERのファッションと流行の変遷 - 音楽と服

    ザ・ビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」のジャケ写は,ご覧のようにビルの一角から階下を見下ろした4人の笑顔。 数年後,30歳前後となったメンバーは同じ場所で同じように撮影を行い,この写真はベスト盤(通称「青盤」)にも使われた。 それにしても,10年も経っていないのにこの変わりようはどうか。 特にジョン(右端)に関しては同一人物とはとても思えない・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ このビートルズのように,経年変化?をジャケットで見せてくれるアーティストは他にもいて,その代表格がWEEZER(ウィーザー)だ。 現在では普通に使われるようになった「エモい」という表現だが,彼らのロックはまさに「エモさ」満点。 「泣き虫ロック」として日でも長く愛されてきた。 デビューアルバム(94年)はセルフタイトルの「WEEZER」。 ブルーバックのジャケ写のため「ブルー・アルバム」としてフ

    アルバムジャケットで検証するWEEZERのファッションと流行の変遷 - 音楽と服
  • 「音楽」へのリスペクトに溢れたYOASOBI「THE BOOK Ⅱ」を聴いて - 音楽と服

    YOASOBIのCDを買った。 だから何? と言われたらそこまでだけど,私がですよ。 いつものCD屋で買った。 かれこれ10年近く通っている店だから,店員にも覚えられていると思う。 洋楽やジャズなどのCDを中心に買っていくので,「わりと硬派なチョイスをするねこの人は」くらいの認識はもたれているのではないか。 過剰な自意識だとは思うが。 だからというか,YOASOBIのCDを買うのは抵抗があった。 私自身の器の小ささだと思うが,世のメインストリームに浸かってしまうことに対する抵抗感だ。 ではなぜYOASOBIのCDを買うことになったかと言うと,仕事で必要になったからだ。 なぜ仕事で?という説明をしているとややこしくなるので割愛するが,ともかく必要になってしまったので買いに行くことにした。 欲しいのは「ツバメ」という曲の音源だ。 この曲はEテレでもずっと流れてるので,特に子育て世代の方はもはや

    「音楽」へのリスペクトに溢れたYOASOBI「THE BOOK Ⅱ」を聴いて - 音楽と服