暗雲。カミュの名作をかみしめながら、読む。
![カミュの名作を読む - むらの幸福論](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/567de30d19681255891087494640b2ecc55af489/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fm%2Fmunosan%2F20191121%2F20191121124946.jpg)
内山節先生の「田舎暮らしの未来と課題」を考える。 「頑張れという励ましは、時に脅迫のようにも聞こえる。上のほうから、地方創生だの一億総活躍社会だのと言われるのは息苦しい。そもそも何のため、誰のための頑張りであり経済成長なのか」ーーこのように、切り出す。 競争社会から一歩、身を退きたい。多様な生き方を認めるなら、経済理論もいくつかあっていいはずだ。 「半市場経済」を説く。聞きなれない言葉だが、字面から想像されるように、資本主義経済を否定はしないものの、金だけではない交流や助け合いによる生活のしやすさを確保する社会のことだ。 高層ビルやタンカーの建造、自動車や家電の大量生産、効率的流通販売には大資本が必要であり、その健全な発展には市場経済が向いている。新幹線や飛行機の運行・運航も同様。だが日常の食料の獲得やちょっとした修繕には、必ずしも通貨を介在させる必要はない。 「田舎暮らしは金がかからない
就職しない、家を出ない、結婚しない――。「大人になれない若者」が減少しない。子育て、家族のあり方、教育、社会学の視点から新たな方向性を示唆する放送大学教授宮本みち子さん(社会学博士)に、打開策を伺った。 ーー 宮本先生は今、「若者たちは崖っぷちに立っている」と指摘されています。これまで行われてきた「自立」の方法が崩れてきているのではないかと。なぜ駄目になってきたのか。また西洋と比較した場合、日本独特の特徴があるのかどうか、お聞かせください。 宮本 自立の問題は、日本的な特徴と先進国共通性の両方があります。 共通性からいうと、どこの国でも一人前になるのに非常に時間がかかる時代になっています。一つの理由は高学歴化。もう一つは、伝統的な枠組がない自由な時代なので、どのようなライフスタイルをとろうと構わないということです。 そうなってくると、以前は青年期特有のものといわれてきたモラトリアム(人間が
文化人類学の辻信一さんのことばが忘れられない。「弱さの強さー成熟社会を生きる」で、こんなことを話しておられた。 「赤ん坊で生まれ、老いて死ぬ。人生の長期間にわたって不思議なほど弱い。弱さが土台だから、共に生き、思いやり、助け合う」。そうなんだ。いともたやすく納得してしまう。経済学も「強者の思想」にみえると、辻さんは言っている。富を得るための競争の終着点は、1%の強者と99%の敗者。 「21世紀の資本」から、幸せの経済学、連帯の経済学、贈与の経済学が新しいトレンドになりつつあるとも。「幸せの経済学」は、すでに指標となっている。 強いことばは、ひとの心を動かす。でも、弱いことばを組み合わせれば、「文章の強度は増す」。ことばも、人間も同じ。弱さを認めてこそ、ホントの強さ。 でも・・・。 「どんなよい考えも、胸にしまっておくだけでは錆てしまう。知恵は、表現することによって磨かれる。見た、読んだ、聞
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く