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ブックマーク / matsutake.hatenablog.jp (2)

  • 嫌われる勇気とは自由を選ぶ勇気のことである - まつたけのブログ

    『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』を読んだので感想を書いてみます。 著者は岸見一郎さんと古賀史健さん。アドラーといえばもちろんフロイトやユングと並ぶ(日ではそれほどの知名度はありませんが)心理学者として知られていますが、面白いことに岸見一郎さんの専門は心理学ではなく哲学(プラトン哲学を中心とした西洋古代哲学)で、アドラーの心理学(というか思想)にプラトンに代表される西洋古代哲学に通じるものを感じて精神科医院でカウンセリングなどもしているそうです。 この岸見一郎さん解釈によるアドラー心理学に感銘を受けた古賀史健さんがライティングを担当しているようです。あくまで「岸見一郎解釈によるアドラー心理学」という注釈は必要な気もしますが、変にアドラーが提唱した概念を辞書的に解説するような入門書より、かえって一度一個人のフィルターを通したほうがわかりやすくて飽きずに楽しく読めました。 嫌

    嫌われる勇気とは自由を選ぶ勇気のことである - まつたけのブログ
  • 彼が彼女と過ごした日々は、彼女が彼と過ごした日々と同じではない - まつたけのブログ

    彼にとって彼女と暮らした数年間は間違いなく人生で一番しあわせな日々だった。もちろんその当時にはその当時なりの軋轢や苦悩もありはしただろうが、そんなものは彼女との暮らしの中に常にあった甘いやすらぎや同じふとんの中で共に眠る人のいるよろこびを思えばもののうちには入らなかった。 だが彼女はそんな風にその数年間を思い出すことはあるのだろうか?そんなことを彼はよく思う。彼女は彼との日々を苦い後悔とともに思い出してはいないだろうか?思い出すことさえ苦痛ではないだろうか?それともあるいは、思い出すことすらまるでないのだろうか? 昔から彼に言い寄る女はたくさんいた。およそさえない男を絵に描いたような人並み以下の容姿に、底知れず暗い、歪みきった性格をしていたが、ある種の女にはかえってそれが母性をくすぐるのか、およそ彼には釣り合わないような美人たちが不思議と彼に夢中になってしまうのだった。 しかし、彼はまった

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