25日夕、神戸市須磨区の山陽電鉄東須磨駅に到着した電車の車内から白い粉が見つかり、炭疽(たんそ)菌などの細菌テロを警戒し警察や消防が出動する騒ぎがあった。 約2時間後、白い粉の正体は砂糖だったことが判明。遠巻きに作業を見守っていた付近住民らはホッと胸をなで下ろしていた。 兵庫県警須磨署などによると、同日午後4時10分頃、東須磨駅で、到着した山陽姫路発須磨行き普通電車の車内を見回っていた車掌が、座席に白い粉が落ちているのを発見。通報を受けた市消防局の消防隊員約50人がヘリコプターや特殊災害車などで駆け付けるとともに、付近住民に、「窓は開けず、室内に待機してください」と注意を呼び掛けた。須磨署が周囲約100メートルを立ち入り禁止にしたため、周辺では車の渋滞が発生した。 通行人らが不安げに見守る中、防護服姿の消防隊員が車内を調べ、粉を採取。検査器で調べたところ砂糖だったことがわかった。同電鉄はこ