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ブックマーク / kazenotori.hatenablog.com (33)

  • まだ「ラノベレーベルから出てるのがラノベ」とか言ってるの? - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    「ラノベレーベルから出てるのがラノベ」論(以下「レーベル論」)、この明らかにトートロジーな言説が世間に広まったのは、とある横光三国志コラのせいだったと記憶しています(もちろんレーベル論自体はそれ以前からありましたが)。どこが初出なのかもわからないのでリンクは貼りませんが、そのセリフをいくつか引用してみましょう。 最初に断言しておきます。ライトノベルというのは文章の内容ではなくレーベルによる分類です! SFやミステリのような内容によるジャンル分けとは根的に異なるのネ。 「ジャンル分けではない」というのは正しいですね。SF・ミステリ・ファンタジー・ホラーなどはジャンルの分類ですが、ライトノベルはさまざまなジャンルを含んだプラットフォームなので、コンテンツとしては「漫画」や「アニメ」などと横並びのカテゴリになります。ただし、「小説」という大カテゴリのなかではサブカテゴリ的に扱われている、という

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  • 「一般文芸」とは何か? - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    「一般文芸」という不思議な言葉がある。出版業界用語の一種で、普通の辞書には載っていない言葉である。ラノベ業界においては「ラノベ以外の小説」という意味で使われることが多いが、別にラノベ発祥というわけでもない。よくを読む人でも「そんな言葉は知らなかった」ということも多いだろう。明確に定義されているわけではないし、誰が言いはじめて、いつから使われているのかもわからない。 しかし、いまや我々はインターネットだけで明治以降のさまざまな書籍を全文検索して用例を調べることができる。そう「国立国会図書館デジタルコレクション」である。ありがたやありがたや。というわけで「一般文芸」について検索してみよう。 検索できるかぎりにおいて、おそらく最も古いのが1892年(明治25年)『哲学雑誌』内の一文である。 文學史といふ名稱は文學の歴史即ち「リテラツールグシヒテ」といふ意味なるべしと思ひしに此度の三書は文學史と

    「一般文芸」とは何か? - WINDBIRD::ライトノベルブログ
    rag_en
    rag_en 2024/03/10
    「一般人」とは、みたいな。
  • 「男女あべこべ」「貞操逆転」ジャンルはどのように生まれたのか - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    男女あべこべ」あるいは「貞操逆転」などと呼ばれるジャンルがある(以下「貞操逆転」で統一する)。 いわゆる「性転換」や「とりかへばや」などとは異なり、男女の社会的役割や倫理観がまったく逆転している世界を描くもので、特に性的な価値観の逆転により「女性が性に積極的」「男性は性に消極的」という描写が重視されている。ジェンダーSF的に描かれることもあれば、ただ単にそういうシチュエーションでエロを書きたいだけのこともある。というか現在のところは後者のほうが圧倒的に多い。 この記事では、そうした「貞操逆転」というジャンルがどのように発展してきたかを考えるために、備忘録程度にだが代表的な作品をまとめてみたいと思う。 沼正三『家畜人ヤプー』 EHSは女権制国家であり、EHSは女系の女子によって相続される女王による君主制国家である。政治や軍事の大権は女性のみが持つ。人間(白人)の女性に代わって出産をする子宮

    「男女あべこべ」「貞操逆転」ジャンルはどのように生まれたのか - WINDBIRD::ライトノベルブログ
  • ライトノベル衰退論に対する雑感 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    ラノベの市場規模の話を突き詰めていくと「いったいどこまでをライトノベルと見なすか?」ということが問題になってくる。ラノベの市場規模を調べるのは難しい。なぜなら「ライトノベル」と見なされる範囲が変動するからである。ラノベの市場規模の発表をしているのは、主に「出版科学研究所の出版指標」と「ORICONエンタメ・マーケット白書」であるが、彼らが定める「ライトノベル」の基準は明らかにされていない。 たとえば「ライト文芸はライトノベルに含まれるか?」という問いは非常に繊細な政治的問題を孕んでいる。私自身は間違いなくライトノベルに含まれると思っているが、「ライト文芸はライトノベルではない」と考えている人も多い。おそらく市場規模の調査においても「ライト文芸」はライトノベルに含まれていない。というか含めると収拾がつかなくなるのだろう。イラスト付きの一般文芸などいまやありふれている。どこまでがライト文芸なの

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  • もうラノベのこと「キャラクター小説」って言うのやめない? - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    はじめに 「キャラクター小説」。ライトノベルを説明するときによく使われる言葉ですが、例によって定義は曖昧です。そこで「キャラクター小説」の初期の定義を確認し、そこからどのように用法が派生していったかを探り、そして「もう使わんほうがいいんじゃね?」という結論に持っていく、というのがこの記事の主旨となります。 そもそも「キャラクター小説」という言葉がよく知られるようになったのは大塚英志『キャラクター小説の作り方』からだと思うので、そこでの「キャラクター小説」の説明を最初に引用します。 ただし、大前提として『キャラクター小説の作り方』が刊行されたのは2003年(というか2000年からザ・スニーカーで連載されたコラムをまとめたもの)であり、『ハルヒ』ブームなどを経てライトノベルが急拡大していく直前、まだ「ライトノベル」が未成熟でどのように発展していくかわからない、「ライトノベル」という呼称すら十分

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  • 『このライトノベルがすごい!』のランキングを変えてほしい - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    今年も『このライトノベルがすごい!』が発売されました。既存の作品に贈られる「文学賞」的なものが少ないラノベ業界にあって、最も規模が大きく最も注目度が高いイベントといえるでしょう。 このライトノベルがすごい! 2023 宝島社Amazon んで、毎年思うんですが、やっぱりWeb票って要らなくないですか??? 宝島社の『この○○がすごい!』シリーズは、『このラノ』の他に『このミステリーがすごい!』や『このマンガがすごい!』があるんですけど、その二つはどちらも書評家なり書店員なりの「プロ」「マニア」にしか投票権が無いんですよね。一方で『このラノ』だけは、プロやマニアなどのいわゆる「協力者」の投票の他に、「Web上で誰でも投票できるアンケート」というのが加味されているわけです。 例として(今年の投票結果をいきなりネタバレするのもアレなので)昨年のトップ5を挙げてみます。 2021年のWebアンケー

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  • ラノベのアニメ化が激増している件 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    どれくらい増えたのか? まずはライトノベルのアニメ化作品一覧 - Wikipediaをもとに、2010年以降のラノベアニメの年間作品数を数えてみました。「テレビアニメ」しか数えていないので劇場版やOVAは除外です。ちなみに「新作」というのは要するにシリーズ二期とか三期とかを除外した数です。2022年の数値はこれから始まる秋アニメの数も加算しています。数え間違いがあったらごめんなさい。 年 ラノベアニメ作品数 うち新作 2010年 13作品 12作品 2011年 19作品 18作品 2012年 25作品 19作品 2013年 31作品 22作品 2014年 27作品 19作品 2015年 27作品 21作品 2016年 19作品 15作品 2017年 21作品 18作品 2018年 26作品 19作品 2019年 23作品 19作品 2020年 19作品 13作品 2021年 35作品 25

    ラノベのアニメ化が激増している件 - WINDBIRD::ライトノベルブログ
    rag_en
    rag_en 2022/09/12
    そのうち異世界転生・転移率はなんぼじゃろ。
  • 韓国の「異世界転生もの」「悪役令嬢もの」の解説記事を翻訳して読んでみる - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    のコンテンツ業界を「なろう系」が席巻するにしたがって、中国韓国のWeb小説事情も漏れ伝わってくるようになりました。それによれば、中国でも韓国でも、細かい差異はありつつ、似たような主人公最強もの、異世界転生もの、ゲーム転生もの、あるいは悪役令嬢ものが流行しているようです。ところが、それらについて互いにどう影響しているのか、というところが、なかなかはっきりしません。 「異世界転生は二十年前から定着していますよ」みたいな韓国人のインタビューがあったり、「日のWeb小説は時代遅れだよ」という中国の翻訳ブログがあったり、もちろん日でもWeb小説を語るときに「中国韓国の影響があった」なんて話は聞かないわけで、じゃあいったいどこが最初でどこから影響を受けているんだ、もしかすると収斂進化のようにWeb小説では似たジャンルが流行するというだけなのか……などと悩んでいた次第です。 日のラノベ、ネ

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  • ラノベ定義論スペースのメモ - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    書き起こしというほどでもない。聴きながら他の参加者の発言をメモしていたものを元に、後から動画を聴き直して自分の発言を補完したもの。詳しくは動画をお聴きください。 www.youtube.com 自己紹介(00:03:30〜) 夏鎖 ラノベブログ7年。イキってるラノベ読み。 mizunotori ラノベを格的に読み始めたのは2003年くらい。最近のオススメは「魔王2099」。 リイエル なろう系Vtuber。ラノベは2003年くらいから。ここ5年ほどはラノベから離れ気味だったが、Web小説を読み始めて、なろう作品を紹介するような活動をしている。 岡田 編集者。2012年から「このライトノベルがすごい!」を担当。ラノベは2002年くらいから読んでいる。 平和 編集者。ラノベを読み始めたのはスレイヤーズのアニメくらいからで、大学の時期は離れていたが、2003年ごろからはずっとラノベを読んでいる

    ラノベ定義論スペースのメモ - WINDBIRD::ライトノベルブログ
    rag_en
    rag_en 2021/06/20
    名前の横が句点なの、何か意味があるんやろか。正直、読みにくいと思うんだが…。
  • 「エタる」の語源 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    はじめに ラノベってエタっても許されるコンテンツでいいな 増田のこの記事をきっかけに、「エタる」というスラング自体の発祥とかの話が盛り上がっていたので、ちょっと当時の5chを発掘してみた。最初は増田に投稿するつもりだったが、思ったよりURLが多くなったのでブログに書くことにする(増田では記事に多くのURLが含まれると投稿が弾かれてしまうのだ)。 「エタる」とは? 「エタる」は「作品が未完のまま終わること」を意味する。「エターる」「エターなる」「エターナる」「エターナル」などの表記揺れがある。 最初は「エターナル」だったのが、「エターナる」と動詞化され、のちに「エターなる」と変換されることが多くなり、それが「エターになる」と解釈されて「エター」と略され、再び動詞化して「エターる」、さらに「エタる」まで短縮されたと思われる。 現在ではWeb小説界隈で使われることが多いが、元はRPGツクール界隈

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  • ライトノベルの世代分けを考える - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    世代分けって楽しいですよね。 無意味に「第3世代の特徴はこうだ!」などとレッテルを貼ったり、「第1世代の素晴らしさと比べて最近の世代は」「第7世代の面白さを理解できない老害は消えろ」なんてワイキャイと言い争いたいものです。 というわけでライトノベル作品の世代分けを考えてみましょう。 第1世代 ソノラマ・コバルト世代 1977年 高千穂遙『クラッシャージョウ』 1979年 栗薫『グイン・サーガ』 1980年 新井素子『星へ行く船』 1982年 田中芳樹『銀河英雄伝説』 1983年 菊地秀行『吸血鬼ハンターD』 1984年 氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』 ラノベ史のスタンスは「ソノラマ・コバルトから始める」か「スニーカー・ファンタジアから始める」かで大きく分かれる気がしますが、ここではとりあえず「スニーカー・ファンタジア以前」をひと括りに「第1世代」として位置づけようと思います。 ソノ

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  • なろう系異世界ファンタジー超長文タイトル批判 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    前置き kazenotori.hatenablog.com 長文タイトルにはさまざまな種類があります。なろう系の長文タイトルと、ライト文芸の長文タイトルと、AVの長文タイトルと、ビジネス書の長文タイトルは、それぞれ異なる特徴を備えています。それらすべてを勘案したうえで語ることは困難なので、この記事では「小説家になろう」でよく見られるタイプの長文タイトルに限定して話を進めていきます。 ちなみに、「長文タイトル」ではなく「超長文タイトル」と銘打ったのは、最近になって一段と長文化が進んだように感じるからです。 「小説家になろう」へ2020年に投稿された作品・評価順 「小説家になろう」へ2019年に投稿された作品・評価順 「小説家になろう」へ2018年に投稿された作品・評価順 こうして見ると、2018年の作品タイトルは随分と短く感じるのではないでしょうか(感覚が麻痺しているだけで2018年時点でも

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  • 「ライトノベル=漫画を小説にしたもの」論 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    ライトノベルの特徴は、「小説文化」と「オタク文化」の境界にあって、その両方のカルチャーにい込んでいるというところにあります。 そのためか、ライトノベルはしばしば「漫画小説にしたもの」と評されることがあるわけですが、これがなかなかセンシティブな話なのです。なぜなら「漫画小説にしたもの」はだいたいネガティブな文脈で言われてきたからです。「大人の鑑賞に堪えない作品だ」「あれは『物の小説』とは別物だよ」といったような。 かつてラノベは「字マンガ」などと呼ばれて馬鹿にされたとも聞きますが、そうした歴史もあって「漫画小説にしたもの」という評価には、ラノベ関係者からは強い反発があったりするわけです。 ところで、「漫画小説にしたもの」と聞くと、どんなものを思い浮かべるでしょう。「デフォルメされたキャラクターによる喜劇的で夢想的な子供向けの作品」といったようなものを思い浮かべることが多いような気

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  • 悪役令嬢は「小説家になろう」において如何にして生まれたか? - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…1 (一迅社文庫アイリス) 作者:山口 悟発売日: 2015/08/20メディア: 文庫 悪役令嬢とは? 簡単に説明すると、 異世界転生もの/異世界トリップものの一種である 主人公が「乙女ゲームが現実化したような異世界」の「意地悪なライバルキャラ」に転生する 原作ゲームでは「意地悪なライバルキャラ」は最後に没落して死亡したりする なので原作どおりに進まないよう主人公が試行錯誤する といったあたりが基的な趣向である。 また隣接ジャンル的な感じで、 主人公は王子様の許嫁だったのが「メインヒロイン」の登場で婚約を破棄される=婚約破棄 最終的に主人公が幸せになる/婚約破棄した側は不幸になる=ざまぁ といった要素も存在する。 この記事では「悪役令嬢もの」の原型としての「悪女もの」と「乙女ゲー転生」について考えてみたい。 「当事者が昔を振り返

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  • ラノベ天狗 VS アリュージョニスト作者 - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    (たぶん多くの人は全く興味がないと思いますが)おなじみラノベ天狗ことsrpglove氏と、カルト的な人気を誇るWeb小説「幻想再帰のアリュージョニスト」の作者homiya氏の世紀の一戦について、自分なりに論点を整理してみたいと思います。 経緯についてはこちら(srpgloveさん自身が書いているので細かい記述を鵜呑みにしないように)。 とりあえずの発端であるsrpgloveさんの発言について。 アリュージョニスト、気にわない人間を無断で作中に登場させて揶揄するような作品なので、もともと「倫理」からは外れてますよ(これは擁護ではなく批判です)— 佐藤葵@みんなをディフレクト (@srpglove) October 27, 2019 「アリュージョニストは気にわない人間を無断で作中に登場させて揶揄するような作品である」という命題を分割すると (1) homiyaさんにとってsrpglove

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  • 「小説家になろう」の読者層は「10代20代が過半数」! - WINDBIRD

    小説家になろう」読者にはオッサンが多い――という噂は、その意外性もあってかよく広まっているのですが(ググってみると「なろう系ラノベの読者層は30代~40代」や「異世界転生ものの読者層は40代の中年男性が殆ど」といったページが引っかかります)、反面、「なろう」運営が実際の利用者データを発表していることはあまり知られていません。 というわけで、こちらが2019年の数字です。 ──ユーザーの年齢層や性別の割合はいかがでしょうか。 平井 ユーザー登録されている方々のデータしかないので、実際に利用されている層とは少々異なるかもしれませんが、割合としては男性が6割くらい。女性は確実なのが3割で性別を入力していない方が1割くらいです(※1)。 年齢層は20代が44パーセントで半分近く、10代が14パーセント、30代が24パーセントと、これでほぼ8割を占める計算になります。あとは40代が12パーセント、

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  • 最近のライトノベルは「共和国」をどう描いているか? - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    togetter.com ここ数日、「共和国なのに王様が統治しているラノベがあって嘆かわしい」という話題が盛り上がっておりまして、「ラノベならさもありなん」とか、「考えなしに共和国って名前だけ使ってるんだろ」とか、あるいは「そもそもラノベに共和国とか出てこなくね?」とか、好き勝手に言われていましたので、最近のラノベで「共和国」がどのように描かれているか、というところを軽く紹介してみたいと思います。 『86 -エイティシックス-』のサンマグノリア共和国 86―エイティシックス― (電撃文庫) 作者: 安里アサト,しらび,I-IV出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/02/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る「ラノベ 共和国」でググったら真っ先に出てきました(2019年4月現在)。ラノベ業界において次世代のホープと見なされている人気作品でございます。

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  • 角川系出版社の統廃合の年表(ラノベ中心) - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    右にスクロールできます。 角川書店富士見書房メディアワークス旧アスキー新アスキーエンターブレインメディアファクトリー 前史1945年に設立される。1972年に角川書店の子会社として設立される。 1977年に設立される。 1986 リクルートの子会社としてリクルート出版が設立される。 1987「角川文庫・青帯」創刊。 ベストロン・ピクチャーズの子会社としてベストロン映画が設立される。 1988 「富士見ファンタジア文庫」創刊。 1989青帯が「角川スニーカー文庫」に改名して独立創刊。 1990 アスキーの子会社に。 1991 角川書店へ吸収合併(事業部として存続)。 アスキーの子会社としてアストロアーツが設立される。 メディアファクトリーに社名変更。 1992スニーカー文庫から「角川ルビー文庫」が独立創刊。 角川書店から追放された角川歴彦によって設立される。 1993角川春樹逮捕。 「電撃文

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  • これさえ読めば定義論も安心! ライトノベル周辺マップ! - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    ライト文芸だのキャラノベだの新文芸だの、いろんな呼び名が次々に出てきてわけわかんない、いったいぜんたいどーなってんのー!という声にお応えして、最近のラノベがどうなってるのか大雑把に解説しちゃうよというコーナーです。 まあ基的に主観なので、補助線程度に受け止めて、あとは自分の目で確かめろ、というスタンスでお願いします。 Inkarnateっていうファンタジーみたいな地図がつくれるサイトを利用しました。だんだん楽しくなっちゃって、あれこれ国名っぽく書いたり、意味もなく船とかタコとか追加したりしてしまった。 ライトノベル さて、「ライトノベル」の特徴といえば、それは「小説王国」と「オタク連邦」の交易中継点であることだと思うんですよね。 しばしば「ライトノベル小説ではなく漫画の仲間だ」などと言われますが、それは半分正しく、半分間違っていて、ある視点から見たときライトノベルは間違いなく「小説王国

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  • 「異世界転生・転移もの」の略称というか通称を考える - WINDBIRD::ライトノベルブログ

    異世界転生とは「現実世界で死んで異世界に生まれ変わる物語類型」、異世界転移とは「現実世界から異世界に移動する物語類型」のこととする。 「勇者として異世界に召喚されるもの」や「現実世界と異世界が接続されて行ったり来たりするもの」などもそこに含めることとする。 また「VRゲームが実体化するもの*1」や「転生した先が戦国時代であるもの*2」なども含めることとする。 …と長々と説明してみたが、この「現実世界から異世界へ移動する物語類型」のしっくりくる呼び方が無い。 「転生もの」「転移もの」だともう片方が含まれないし、いちいち「転生・転移もの」と書くのも面倒だ。 しょうがないから適切な呼称を考えてみよう、というのが、この記事の企図するところである。 異世界ファンタジー 「ちょっと待って、それって異世界ものとか異世界ファンタジーって言うんじゃないの?」と思った方もいるかもしれない。 しかし「異世界ファ

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