11月13日、環境専門家らのワーキング・グループがオバマ次期米大統領に水産資源の乱獲終了を提言。4日撮影(2008年 ロイター/Jason Reed) [ワシントン 13日 ロイター] オバマ次期米大統領は、拡大する乱獲をやめることによって、海洋生物を守り、商業漁業の雇用を守ることができるかもしれない。環境・経済の専門家や科学者からなるワーキング・グループが13日、そう提言する報告書を発表した。 同報告書は、世界の水産資源の約70%が乱獲されているか、大きな打撃を受けていると指摘する。科学者らは、現在の長期的なトレンドが続けば、現存する海水魚と海産種は2048年までに枯渇すると指摘する。 キャッチ・シェアとして知られる水産資源の利益配分制度の導入によって、減少をたどる水産資源は改善できるという。このシステムでは、水産資源の状況を考慮して、漁獲量全体を制限したうえで、漁業者には漁獲量が配分さ