「韓国企業と韓国の消費者がコワい」 海外でトップを争う世界的な家電メーカーが、韓国市場では大苦戦している。日本やヨーロッパなどで他社がうらやむほどの競争力を誇っている企業でも、韓国ではサムスン電子やLG電子に押され、事業の縮小を余儀なくされている。アフターサービスや製品の機能などにうるさい韓国の消費者らの声に応えられないからだ。 ◆相次ぐ事業撤退 日本のPDPテレビ市場で1位を走っているパナソニックは、韓国内のPDPテレビ販売事業から今年初めに完全に撤退した。韓国市場で反応が思わしくない上、LG電子とPDP技術特許紛争まで起き、「このあたりで整理した方が良さそうだ」と判断したもの。 オランダのフィリップスの韓国法人であるフィリップス電子も、1989年から15年間続いたテレビ販売事業を昨年中断した。フィリップスは、現在ヨーロッパのテレビ市場で1位を走っている。フィリップス電子のパク・