ねじった手ぬぐいに水法被(はっぴ)姿。福岡の夏を彩る博多祇園山笠をモチーフにした福岡市制施行120周年記念のロゴマークに「博多の文化を正しく伝えていない」と“物言い”がついている。デザインのポイントとなる舁(か)き手の「手ぬぐいの結び目」が、本来とは違うと指摘されたからだ。「発表済みで、もう描き直せない」。市側は困惑顔だが……。 【写真特集】こんなに燃える山笠…日本の祭り 市は1889年4月1日に市制が施行され、今年120周年の節目を迎えた。そこで今年度の主催行事や秋の記念式典に使う周年ロゴを初めて制作し、3月下旬に発表した。 デザインは市内の3社から寄せられた6デザインの中から選んだ。テーマは「山笠スタイル」。舁き手の顔には数字の「120」で目鼻、記念日を意味する英字で笑顔の口元を表現し、市は「元気な市民がイメージ。市全体で祝賀ムードを盛り上げたい」と話す。 5月の「どんたく」で