東芝は1日、東京電力福島第1原発の復旧作業を支援するため、放射線量を測定する線量計45個を東電側に提供すると発表した。現地では線量計が不足し作業員全員が装着しておらず、東電が経済産業省原子力安全・保安院から口頭注意を受けていた。 東芝が提供するのは、一定の作業時間や放射線量を超えると警報が鳴る携帯型の線量計。東芝子会社が輸入販売しているが、現地での不足を受け、在庫を集めて急遽(きゅうきょ)提供する。 このほか、米原子力関連機器メーカー、バブコック・アンド・ウィルコックス(B&W)が東芝を通じ、耐水防護服744着を現地に送る予定だ。