翅は紅葉し 暗く復した 放逸の神を 際に罷免し 富が挨拶し 怨言の貞操 種は旺盛で 因子を積る 琴は配線し 深く狂った 感性の星を 昼に寄贈し 肢が統制し 転倒の永存 音は卓抜で 津波を祈る 「アート」
睫毛の光沢を 君は放棄して 悪い風が詠む 色眼鏡に肯く 淋しい香水は 誰にも届かず 口癖が溢れて 忘却を演じる 慈愛の足枷を 僕は厭忌して 古い夢が弾く 蜃気楼に佇む 哀しい天性は 何にも望まず 憂欝が穢れて 終焉を嘆じる 「唇の距離」
昼の子守唄が 韓語で訛れば 隔絶的な僕は 夢に人を殺す 学問は荷物だ 芯を知る程に 睡魔は散漫し 沈黙が乱れる 雨の通勤路が 地獄で曲れば 平行線な君は 傘に肉を恵む 恋愛は煙草だ 欲を去る儘に 名残は永別し 猛毒が重なる 「形骸国花」
玉子を剥いて 残る可能性が 舌の上で蕩け 胃に自殺する 或いは秘教を 健気に讃えて 神託の愛だけ 爆弾で奏でる 安置所で凍え 好物を想えば 僅かな追憶に 祝福が満ちる 磨いた感傷に 苦悩は前菜で 自然的な業が 死を調理する 「聖戦の朝食」
人生の数だけ 不揃いな空に 全てを想えど 心は間違える 雨に負ける風 木蔭と睡る闇 君は夜を越え 両翼で羽搏く 偽物の僕すら 神は区別せず 淡い酸素まで 大切に描くの 運命の果てが 等しい海なら 幸福を恥じず 仲直りしたい 「イコール」
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