寝台特急北斗星・カシオペア存続を 道など、JR北海道に要望書 (06/10 07:40) JR北海道幹部に寝台特急の存続求める要望書を手渡す3道県の担当者(左) 道と青森、岩手両県は9日、JR北海道に対し、2016年3月予定の北海道新幹線開業後も札幌―上野間を結ぶ寝台特急「北斗星」と「カシオペア」の運行を続けるよう要望した。廃止になると、新幹線の並行在来線を運行する第三セクターに寝台特急の通行収入がなくなり、経営が揺るがされる恐れがあるとした。 寝台特急はJR北海道とJR東日本の共同運行。新幹線開業後は青函トンネルの電圧が上がり、いま客車を引っ張っている電気機関車が通れなくなるため、廃止が取り沙汰されている。 このため、3道県でつくる並行在来線関係道県協議会の北海道・東北ブロックとして札幌市内のJR北海道本社を訪れ、幹部に寝台特急の存続を求める要望書を手渡した。<北海道新聞6月9日朝刊掲載