午前10時すぎに熊谷駅を出発した一番列車には、およそ300人の家族連れなどが乗り込み、秩父市を目指しました。 SLは、昭和19年に製造されたC58形で、いったん引退したあと、29年前から秩父鉄道で使われています。汽笛を響かせて秩父の山々の間を縫うように走る列車に揺られながら、乗客たちは弁当を食べたり、車窓から景色を眺めたりして、およそ3時間のSLの旅を楽しんでいました。 小学5年生の男の子は「いつも乗る電車よりもスピードがゆっくりで、景色を楽しむことができました」と話していました。 秩父鉄道のSLは、土曜日と日曜日を中心に12月10日まで運行されます。