秋冬の観光客の鉄道利用を促そうと、長野・新潟両県の鉄道各社が観光列車による誘客に知恵を絞っている。東日本旅客鉄道(JR東日本)は飯山(飯山市)―長岡(新潟県長岡市)間で蒸気機関車(SL)を運行。えちごトキめき鉄道(同県上越市)は街歩きを組み合わせたリゾート列車の冬季コースを始める。しなの鉄道(上田市)は信州産ワインを楽しむ列車で県外客を呼び込む。JR東日本は19、20日に飯山線でSL「C11」
蒸気機関車(SL)が19日、長野・飯山駅から新潟・長岡駅までの約100キロを走り抜けた。JR東日本が11月19、20両日に予定するイベント運行のための試験走行で、SLが長野県内の飯山線を走るのは44年ぶり。 真っ黒で、重量感のあるSL(C11)は午前8時52分、煙を上げ、汽笛を鳴らしながら飯山駅を出発。沿道に集まったファンらが一斉にカメラやビデオで撮影した。予定通り森宮野原駅=栄村=での給水を経て、時刻通り午後2時47分に長岡駅に到着した。 飯山駅近くで見送った千葉県習志野市の阿出川栄次さん(64)は「汽笛の音を聞いて子どもの頃を思い出した。本番は雪景色が入ればいいかな」。飯山市民有志らでつくる「飯山線SL運行を応援する市民の会 飯山」の明石洋一会長(49)は「SLで人が集まると実感した。出発後も飯山にとどまり、楽しんでいってもらえるようにしたい」と本番に期待を込めた。 SL運行は2015
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