JR九州は、鉄道の区間別の利用者数を示す輸送密度(1キロ・メートルあたりの1日平均)を初めて公表する方針を固めた。九州新幹線を含む全22路線の区間別の2016年度の輸送密度について、年内に開示する方向で調整している。昨年10月の株式上場を踏まえ、経営の透明性を高めるほか、ローカル線の実態を明らかにして利用を促す狙いもある。公表は、廃線やバスへの転換議論につながる可能性もあり、沿線自治体に波紋を広げそうだ。 輸送密度は鉄道経営の指標で、利用者の傾向を測るために用いられている。JR東日本、JR西日本は、区間別の15年度の輸送密度をインターネット上に公表しているほか、発足当初のデータも掲載。しかし、JR九州はこれまで、鉄道利用者の落ち込みを詳細に示すことは経営情報にあたるなどとし、区間別の輸送密度を公表してこなかった。 今回、JR九州は全路線について、距離や生活圏などを基に区間を設定し公表する方
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